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小説を書こう!
179号 小説を書く上でタブー 難解な表現

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ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
《なのだ、なのだのめぐたんなのだ\(⌒▽⌒)/》
「今回は小説のなにについてなの?」
『今回から、小説を書く上でタブーについてお話ししたいと思います』
「これまでは、回想シーンと視点移動だったよね」
『今回は、難解な文章がタブーとなります』
《ふげ、小説ってビルだったのか〜( ´△`)あ〜》
 難解だよ、めぐたん。
 わかりにくいこと。むずかしいことだね。
「めぐたんの聞き間違えの方が難解だね」
《なんだと〜(`皿´)ムキー!》
『それはさておき、まずは難解といえば、画数の多い漢字やあまり使用しないような漢字が挙げられます』
《漢字は雰囲気で読むのだヾ(@^▽^@)ノ》
 そのふんいきという感じも手書きだとひらがなになっちゃうよね。
めぐたん。
「たしかに」
『サイトやblog、ワープロのような電子文書では、手書きではまず書かないような漢字を使うことがあります。これは、コンピュータが勝手に変換して、それを選ぶだけであるため、漢字検定のような試験でぐらいしかお目にかかれないような漢字を気軽に使ってしまいがちです』
「あ、そうか、読者が読めないような漢字をつかってしまうってことだね」
『はい、その通りです。
 テスト勉強でもないのに、辞書を引き引き読むというのは、娯楽であるはずの小説には似合いません』
「たしかに、小説の文章が難しい文章表現だったら、なんだか置いてけぼりにされたって感じ、あるよね」
『はい。
 いまさら言うまでもありませんが、小説とは表現です。
 ですから、文章表現こそが小説のかなめであることから、小説の個性やこだわりを表現する上で、文章へのこだわりを持つのは当然とはいえます。
 しかし、だからと言って読者にわからない難解さでは本末転倒です。
 いうまでもなく、小説は文章だけの表現です。当然、映像は伴いません。これは、読者のイメージに頼らなくてはいけないわけです。
 読者がイメージするとき、必ず必要なことがあります』
 読者が理解することだね。シニョール呟き尾形。
《むずかしかったら、イメージできないのだ(-_-;ウーン》
『はい、その通りです。
 難解な表現でわからなければ、読者はイメージできず、小説の世界に導くことはできません』
「じゃぁ、難しい文章は絶対ダメなの?」
『安易に難しい表現は避けるべきだということです。
 難解な表現も理解できるような創意工夫があれば、読者は理解できます』
「つまり、読者が読みやすくて、イメージしやすい文章をベースにして、難解な表現はダメってわけじゃなくて、難解な表現がベースになってはいけないってことだね」
『そうですね。
 どうしても難解な表現を使いたければ、難解な表現を何らかの形で誰にでも伝わるような工夫が必要だということですね』
 それじゃ、アルデベルチ。


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