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呟き尾形の哲学講座
第18回 なぜ、ハート型はハート型だと認識できるのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

登場人物紹介
『呟き尾形』:講師・・・のはず
クニークルス:奇妙な物言うウサギ。生徒のはず
「ムーシコス」:音楽の好きな少年。生徒。
《めぐたん》:魔女ッ娘。生徒
【フォルス・テッセラ】:オチこぼれ占い師
※各台詞は、名前を囲んでいる括弧の人


★★★
 ボーンジョルノ。 こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。ムーシコスです。
 今日は前回予告した通り、プラトンの哲学についてです」
 16号でこんな質問をしたね。
 一つ目、お店に並んでいるハート型のチョコレートは、なぜ同じハート型
のチョコレートが作れるのでしょうか?
 二つ目、ハート型って一言で言っても、たくさんの色や形がありますが、
なぜ、ハート型ってわかるのでしょうか?
 三つ目、バレンタインのチョコレートは、なぜ特別な意味があるのでしょ
うか?
 四つ目、永遠の愛、不滅の愛はあると思いますか?』
 で、前回は1つ目の質問の解説だったけど、残りの分は?
『今回は二つ目の質問の解説になります。
 さて、前回は、チョコが一つ一つは違うのに一括してチョコとして認識す
る共通した概念があるから、厳密には同じものでなくても、同じチョコレー
トが造れるわけです』
「じゃぁ、二つ目の質問も同じことじゃないかなぁ?」
《そうなのだ(○`ε´○)ソーダソーダ》
 いや、厳密には違うということなんだよ。ムーシコス君にめぐたん。
「どういうこと?」
 言葉尻を見れば分かるけれど、一つ目は造れるのか? に対して、二つ目
は分かるのか?
「だったら、分かるから造れるんじゃない。
 そんなの当たり前だよ」
《そうなのだ( ̄0 ̄;)ソーダソーダ》
【その当たり前のことが、何を根拠にしているのか?
 ということを問題にしているんですよぉ。
 一つ目の質問は概念があるからといっても、概念なんてものほど不確実な
ものはありません。それでも確実に私たちは、その概念を確信して言います
よねぇ?】
《そ、そうなのだ・Σ(゚∇゚|||)》
『プラトンは、それをイデアと呼びました』
「イデアというとバックナンバーの10号にある、
 1・倫理的、美的価値それ自体を指す。
 2・感覚的経験知を配してイデア界に真知を求める。
 3・反経験論としてのイデア
 のイデア?」
 その通り。さすが優等生のムーシコス君。
「(* ̄▽ ̄*)ソレホドデモ」
 照れてるムーシコス君はほおって置いてと・・・。
 で、二つ目の回答は、イデアがあるから、いろんな形のハート型をハート
型だと分かるということ?
『そうです。
 詳しくは次回以降に持ち越しましょう』
《さて、これをよんでいる、みんなはわかんないことはなかったか?
 めぐたんは、わかんないことばかりなのだ。
 もしあったら、めぐたんが代わりに質問するからメールをするのだ〜。
 それと、とってもむずかしー意見や質問をして、呟き尾形の困る顔を見
るのもけっこー楽しいから、とってもむずかしー意見や質問もあったらメ
ールを送るのだ。
 それではさらばなのだ〜。
 ゚★。.:*:・'゚☆。.:*:・'゚ 。.:*:・'゚☆。.(ノ ̄▽ ̄)ノキラキラワープ☆》

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