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呟き尾形の哲学講座
第50回 ヘレニズム哲学 エピクロスの快楽主義1

 

 

 

 

 

 

 

 

登場人物紹介
『呟き尾形』:講師・・・のはず
クニークルス:奇妙な物言うウサギ。生徒のはず
「ムーシコス」:音楽の好きな少年。生徒。
《めぐたん》:魔女ッ娘。生徒
【フォルス・テッセラ】:オチこぼれ占い師
※各台詞は、名前を囲んでいる括弧の人


★★★
「こんにちわ。呟き尾形の哲学講座の生徒のムーシコスです」
 こんにちわ。同じく、生徒のはず・・・のクニークルスだよ。
《こんにちわ。ゲストのめぐたんなのだ》
『こんにちわ。呟き尾形です』
「今回は、快楽主義について、でいいのかな?」
『はい。エピクロスの提唱した哲学は、快楽主義とよばれていて、快楽は
善、苦痛を悪としました』
「えっと、快楽というと、快くて、たのしいこと・・・だよね」
 他には、官能的な欲望に満足することにもつかわれるよね
《かんのーてき・・・Σ(〃0〃)ま゛》
『あ、いやいや、”快楽”=幸福という図式は、ただただ、金銭欲、名誉
欲、権力欲、性欲、食欲など、酒池肉林、牛飲馬食を礼賛すると誤解しが
ちですが、エピクロスの快楽主義は、ちょっとちがいます』
《どーちがうのだ? ( ̄へ ̄")》
『むしろ、いわゆる欲望から連想されるイメージから正反対のものだと
いえます』
「う〜ん、よくわからないなぁ」
《めぐたんもわからないのだρ(-ε- ) 》
『そうですね。これは、エピクロスの哲学の核になる部分でもあるので
ゆっくり説明して行こうとおもいます。
 エピクロスのいう快楽とは、そうした物理的、感覚的な快楽ではなく、
 アタラクシアという魂の平安が目指されています。
 その手段として、つつましい生活が選択されたともいわれています。
《う〜、ホントにわからないのだ
 お金があれば、なんでも手に入るから幸せなのだ(☆o☆)キラキラ
 みんながほめてくれるとめぐたんはとって幸せなのだ(〃∇〃)ゝ てれっ
 それに、めぐたんがえらくなれば、それだけで幸せなのだ( ̄ー+ ̄)》
「でも、それって簡単にできないことだよね」
《う・・・ムーシコスの言うとおりなのだ( ̄_ ̄|||)どよ〜ん》
『でも、たとえば、めぐたんの大好物のプリンが、おなかいっぱいになる
くらいあれば、幸せになれますよね?』
《プリン大好き!
o(^^o) (o^^o) (o^^)o キャアキャア♪》
「え? それとなにか関係あるの?」
 あるんじゃない? なんにしろ、それについては次回。ってことだね。
シニョール呟き尾形?
『そうですね』
 それじゃ、アリデベルチ!


★★★

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