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呟き尾形の哲学講座
第55回 ヘレニズム哲学 エピクロス流快楽主義の実践

 

 

 

 

 

 

 

 

登場人物紹介
『呟き尾形』:講師・・・のはず
クニークルス:奇妙な物言うウサギ。生徒のはず
「ムーシコス」:音楽の好きな少年。生徒。
《めぐたん》:魔女ッ娘。生徒
【フォルス・テッセラ】:オチこぼれ占い師
※各台詞は、名前を囲んでいる括弧の人


★★★
「こんにちわ。呟き尾形の哲学講座の生徒のムーシコスです」
 こんにちわ。同じく、生徒のはず・・・のクニークルスだよ。
《こんにちわ。ゲストのめぐたんなのだ(*⌒〜⌒*)/》
『こんにちわ。呟き尾形です』
「今回は、エピクロス自身が自分の快楽主義を実践するための方法と
いうか、結論についてだったよね」
『はい。エピクロスは、自らの哲学を実践するために、ラテ・ピオー
サスといいました』
《ほよ? ピザソースがどうしたのだ? ( ・.・)ボソ》
 ラテ・ピオーサス。だよ。めぐたん。
 隠れて生きよ。という意味さ。
『そうですね。
 つまり、エピクロスは、快楽主義を実践するためには、隠者として
生きるべきだといいました』
「わからないなぁ。
 隠者と快楽主義ってどういう関係なの?」
 それはね、エピクロスのいう快楽主義というのを思い出せばわかるさ。
 ムーシコス君。
《え〜っと、プリンは1個で満足して、それ以上食べ過ぎないだっ
け?( ̄ε ̄;)タシカ》
「ああ、そうか、欲張れば、きりが無いし、満たされないことが、
かえって、不幸になるんだったね。
 だけど、エピクロスは、すくない快楽で満足すれば、容易に幸福に
なれるんだったよね」
『はい。
 その通りです。
 つまり、普通の世間の中にいると、それだけで、必要以上の欲望が
刺激されてしまいます。
 それでは、我慢することが発生し、苦痛につながります。
 これでは、なかなか魂の平静を得られないということになります』
《あ、そっか〜。
 目の前にプリンがあれば、別にほしくなくても食べたくなるけど、
最初から無ければ本当にほしい時だけ、ほしいとおもうもの
ねd(^▽^ ) ネッ》
『はい。その通りです』
 ところで、エピクロスは、政治や社会にはあまり関心を持たなかっ
そうだけどどうして?
『隠者とは、そうしたものです
 ただ、エピクロス自身は、隠者としての生活に満足できていたかも
しれませんが、エピクロスが死んだ後、多くのエピクロス学派の
人々は、一面的な快楽主義にはしったそうです』
「ああ、なんだかわかるような気がする」
 それと、せつな的に”今を生きよ!”と叫んだんだそうだ。
『そうですね。
 快楽主義。という言葉の意味は、むしろ、エピクロスの死後のエピ
クロス学派自身が、その意味を捻じ曲げたのかもしれません。
 ですから、エピキュリアンという快楽至上主義者を指す言葉は、あ
まりよい意味としては捉えられておらず、現代において、快楽主義と
いう言葉も、あまり良い印象がなかったのは、エピクロスの最初の回
の反応から見てもわかるとおりですね』
《ぐすん、なんだかエピクロスはかわいそうなのだ(。 。、 ) 》
 でも、エピクロスは、死んだらそれまで。
 というからそうでもないんじゃないかなぁ、あはは・・・。
《キッ!!! おのれ乙女の優しさをふみにじったなぁ〜
 究極絶対破壊呪文 メテオ〜〜〜( ・_・)ノ ミ★》
『そ、その呪文は! (||●Д●)ヒェ〜〜〜〜〜〜〜!!!』
 にげろーーー!≡≡≡ヘ(*−−)ノ
「にげろってどこに!!
 o(゜゜o))((o゜゜)oジタバタジタバタ」
■■■■■■■■■■■■■■■■■
■メ■■■■■■※■■■■■■■
■■■■■※*◆○◆*※■■■■
■テ■※◆▼〇▽▽▽〇▼◆※■■
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■■※★★○◆−☆−◆○★★※■
■オ■*▲◇◇/|\◇◇▲*■■
■■■※◆◆○△△△○◆◆※■■
■■■■■※*◆○◆*※■■■■
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■■■■■■■■■■■■■■■■■》
『ひぃぃぃ』
 ぎゃぁぁぁ
「わぁぁぁぁ」












《ふぅ。
 あれれ、誰もいなくなったのだ。
 まぁ、次回までには戻ってくるだろうなのだ。
 それじゃ、ありでべるちなのだ〜(・´∀`・)ノ》





★★★

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