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呟き尾形の哲学講座
第59回 ヘレニズム哲学 ストア派2 禁欲主義

 

 

 

 

 

 

 

 

登場人物紹介
『呟き尾形』:講師・・・のはず
クニークルス:奇妙な物言うウサギ。生徒のはず
「ムーシコス」:音楽の好きな少年。生徒。
《めぐたん》:魔女ッ娘。生徒
【フォルス・テッセラ】:オチこぼれ占い師
※各台詞は、名前を囲んでいる括弧の人


★★★
「こんにちわ。呟き尾形の哲学講座の生徒のムーシコスです」
 こんにちわ。同じく、生徒のはず・・・のクニークルスだよ。
《こんにちわ。ゲストのめぐたんなのだ(*⌒〜⌒*)/》
『こんにちわ。呟き尾形です』
「前回は、ストア派のいうところの解脱についてだったよね」
『はい。ストア派は、エピクロスとは逆に、欲望よりも、理性
を重視しました』
 つまり、理性的な判断によって、欲望をコントロールしよう。
 ということだね、シニョール呟き尾形。
『はい。この点はとてもエピクロスと似ています。
 ただし、エピクロスは、欲望そのものを少なくし、その上で
欲望に従おうというものでした』
《ふに( ̄ε ̄;)、
 よくわからないのだ( ̄_ ̄|||)どよ〜ん》
『そうですね。
 ストア派は、”いかに生きるべきか?”というこの知的探求
のためをしまたした』
「それは、エピクロスもおんなじだったんじゃないかなぁ」
『はい。その通りです。
 それに対してストア派は、ただ単に倫理的な探求を行うだ
けにとどまらず、論理学と自然学の理論をも開拓しました』
《なるほど〜(⌒o⌒)。
 エピクロスは、論理学と自然学の理論とかじゃなくて、
自分のいったことを実践したものねd(ー.ー ) ネッ》
『その通りです。
 エピクロスは実際の体験から導き出された考え方でしたが、
ストア派の主張する倫理は、論理学と自然学の成果から導き
出されたということがいえるわけです』
「じゃぁ、ストア派は、どんな風にして、論理学と自然学の
成果から、倫理を導き出したの?」
『はい。
 ストア派は、世界、自然を秩序付けているものは”ロゴス”
つまり、理性であると主張しました』
「え? 自然に理性なんてあるの?」
 う〜ん、理性というのは、一般的には、感情におぼれずに、
筋道を立てて物事を考え判断する能力のことだけど・・・。
『それについては、次回で説明したいともいます』
 それじゃ、アリデベルチ。
 

 
 

★★★

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