登場人物紹介 
      『呟き尾形』:講師・・・のはず 
      クニークルス:奇妙な物言うウサギ。生徒のはず 
      「ムーシコス」:音楽の好きな少年。生徒。 
      《めぐたん》:魔女ッ娘。生徒 
      【フォルス・テッセラ】:オチこぼれ占い師 
      ※各台詞は、名前を囲んでいる括弧の人
       
      ★★★
       
      .「こんにちわ。呟き尾形の哲学講座の生徒のムーシコスです」 
       こんにちわ。同じく、生徒のはず・・・のクニークルスだよ。 
      《こんにちわ。ゲストのめぐたんなのだ(*⌒〜⌒*)/》 
      『こんにちわ。呟き尾形です』 
      「今回は、世界市民主義、コスモポリタニズムについてだよね」 
      『はい。ストア派は、世界は、ロゴスによって支配されている 
      という考え方をしました』 
      《げげ、支配というと、”まおう”みたいなのだ(((\(@v@)/)))》 
       いやいや、ここでいう支配は、人や組織を自分の勢力下に置 
      いて束縛することということではないんだよ。めぐたん。 
      《じゃ、じゃあなんなのだ?( ̄ε ̄;)》 
       ロゴスという、法則にしたがっている。ということだね。めぐたん。 
      《ふ〜ん( ・_・)》    
      『さて、ストア派の主張としては、人間の魂もまた、ロゴスに 
      従っているとしています。 
       人間は、ロゴスすなわち、神の理性を共有している点で、すべて 
      仲間であり、世界を共通の祖国とする同郷人なのだとしています』 
      「人類、みな兄弟ってことだね」 
      《すごいのだ! みんな同じお母さんからうまれたのか!!!》 
      『い、いえ、そーゆーことじゃなくて、あくまでたとえの話です』 
      《な〜んだ(⌒▽⌒)》 
       なんにしろ、ストア派は、ロゴスという視点にたって考えること 
      によって、世界市民主義、コスモポリタニズムという考えが生ま 
      れまたわけさ。めぐたん。ムーシコス君。 
      『そうですね。コスモポリタズムは、人間はみな、世界を共通の 
      祖国とする世界市民、つまりコスモポリテースであると考えまし 
      た』 
      《ふぇ? こすもぼりたーす? 
       コスモスのポリタンクを持った人の事か?(?ロ?)》 
      「こ、コスモポリテースだって、めぐたん」 
      『ま、まぁ、人間に関するストア派のこのような考えは、人間 
      の尊厳を非常に高めました。 
       人間を神にも等しい地位につかせるものでした』 
       これは、現代の人権思想の先取りだったんじゃないかな? 
      「じんけんしそう?」 
       人間が人間らしく生きるために生来持っている権利をもって 
      いるという思想のことさ。 
       ムーシコス君。 
      「う〜ん、なんかピンとこないなぁ」 
      『具体的に、日本国憲法の場合は、いくつかの権利として考え 
      られています。 
       思想・表現の自由を行使する自由権。 
       その社会で生きる生存権などの社会権。 
       政治に参加できるという参政権。 
       国・公共団体に対する賠償請求権などの受益権。 
       と、こういったものを基本的人権として保障しているという 
      ことですね』 
      《ふえ、ということは、ストア派は進んでいたということなの 
      か?Σ( ̄□ ̄;)》 
      『そうですね。 
       もしかしたら、現代よりも進んでいるといえるかもしれません。 
       なぜなら、コスモポリタズムは、国家の壁ものりこえていま 
      すからね。 
       さて、ストア派については、概ねこんなところでしょう。 
       次回は、ストア派のまとめにします』 
       それじゃ、アリデベルチ。 
        
        
       
                  
      ★★★              
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