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呟き尾形の哲学講座
第76回 中世哲学 イエス・キリスト

 

 

 

 

 

 

 

登場人物紹介
『呟き尾形』:講師・・・のはず
クニークルス:奇妙な物言うウサギ。生徒のはず
「ムーシコス」:音楽の好きな少年。生徒。
《めぐたん》:魔女ッ娘。生徒
【フォルス・テッセラ】:オチこぼれ占い師
※各台詞は、名前を囲んでいる括弧の人


★★★
「こんにちわ。呟き尾形の哲学講座の生徒のムーシコスです」
 こんにちわ。同じく、生徒のはず・・・のクニークルスだよ。
《こんにちわ。ゲストのめぐたんなのだ(*⌒〜⌒*)/》
『こんにちわ。呟き尾形です』
「今回は、何についてなの?」
『今回は、中世哲学に強い影響を与えた、キリスト教の開祖の
イエス・キリストについて、話をしたいと思います』
《かいそう、キリスト教はたべられたのか?(・_・?) 
 でも、めぐたんは、かいそうは嫌いなのだ〜(||@Д@)》
 かいそうじゃなくて、開祖。
 初めて宗派を開いた人のことで、キリスト教を開いたひと
のことだね。
 めぐたん。
『続けます。
 イエスは、ナザレの大工ヨゼフとマリアの子としてパレス
ティな地方に生まれたといわれていますが、聖書によると、
聖霊によって、マリアが解任し、ベツレヘムでうまれたとも
されています』
《せーれー・・・イエス・キリストは人間じゃなくてせー
れーさんだったのか!!!(゜ロ゜ノ)ノ》
「いえ、史実にいた人間で、聖書によると。
 というお話です。
 その、イエスは30歳ごろ、洗礼者ヨハネから洗礼をうけ、
死ぬまでの数年間、人々に、神の国は近づいた、悔い改めて、
福音を信じなさい。
 と説いたそうです。
 そして、イエスは12人の弟子とともに、ガリラヤ地方
を中心に伝道活動を続け、当時のユダヤ教の形式化、特に
戒律の厳守を主張し、律法主義者のパリサイ人を批判しま
した』
《パリサイって、何のヤサイなのだ?( ̄_ ̄?)
 パセリの親戚かd(゜ο゜)o》
 パリサイはヤサイじゃなくて、紀元前二世紀におこった
ユダヤ教の一派だよ。めぐたん。
『そうですね。
 キリスト教の経典でもある福音書ではイエスの論敵とし
て描かれていますね。
 そして、福音書にあらわれるファリサイ派はイエス・キ
リストの揚げ足をとろうと狙い、殺意を抱く悪者として描
かれています』
「悪者なの?」
『う〜ん、初期キリスト教徒たちとユダヤ教主流派となった
ファリサイ派との間には確執があったためとも言われていま
す』
「ふ〜ん。
 ところで、イエスはなんていったの?」
『具体的には聖書の中にありますが、神の元において人々
は平等であり、そして、隣人を愛することだといえるでしょ
うね。
 そのような、イエスの説教は、ローマ帝国と富裕者の重
圧に苦しむユダヤの民衆に急速に広まりました。
 そして、イエスはイルサレムに入り、イルサレムの神殿で
説教をしました』
《おお、なんだかよくわからないけれどすごいのだ〜(☆o☆)》
 でもね、めぐたん。
 イエスの説く神の国、ローマ帝国の支配からの解放とい
うものが、現実的なものでなかったらしいよ。
 だから、その後、時間とともに民衆もイエスの教えから
離反したんだって、そして、イエスも受難を覚悟して弟子
たちに告別と遺言を与えたといわれているよ。
「えっと、ゴルゴダの丘の十字架の刑の話しになるの?」
『はい。
 ユダヤ教の大司祭やサドカイ人、パリサイ人は、イエス
を捕らえて、評議会で審問し、審問によって、イエスを神
への不敬罪とされました。
 さらに、ローマへの反乱を企てるものとして、イエスは
ゴルゴダの丘で十字架刑に処されたのです』
《なんだかかわいそーなのだ(;w;)》
 でもね、イエスは、遺言どおり、3日後に彼が復活した
といわれいるんだよ、めぐたん。
《すごいのだ〜(゚∇゚〃)》
『そうですね。
 そうした、奇跡があったとして、イエスキリストこと
そが、救世主だということで、原始キリスト教が成立し
ました』
 じゃ、今回はここまでだね、
 それじゃ、アリデベルチ。

★★★

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