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呟き尾形の哲学講座
第88回 中世哲学 
 アウグスティヌスと新プラトン主義

 

 

 

 

 

 

 

登場人物紹介
『呟き尾形』:講師・・・のはず
クニークルス:奇妙な物言うウサギ。生徒のはず
「ムーシコス」:音楽の好きな少年。生徒。
《めぐたん》:魔女ッ娘。生徒
【フォルス・テッセラ】:オチこぼれ占い師
※各台詞は、名前を囲んでいる括弧の人


★★★
「こんにちわ。呟き尾形の哲学講座の生徒のムーシコスです」
 こんにちわ。同じく、生徒のはず・・・のクニークルスだよ。
《こんにちわ。ゲストのめぐたんなのだ(*⌒〜⌒*)/》
『こんにちわ。呟き尾形です』
「今回は何についてなの?」
『今回は、アウグスティヌスと新プラトン主義についてです』
《しんぷらとん?(・_・?)
 新しいタイプのてんぷらか?(^¬^)》
「新プラトン主義だよ。
 第65回 ヘレニズム哲学 新プラトン主義プロティノスの
歩み
http://homepage2.nifty.com/SON/tetugaku/TETU65.htm
 から
第74回へ進む(ヘレニズム哲学) 新プラトン主義のまとめ
http://homepage2.nifty.com/SON/tetugaku/TETU74.htm
 まででやったじゃない」
《おお、すっかりわすれていたのだ(*⌒〜⌒*)。
 でも、なんで、そんなに前の話が今頃でるのだ?ヾ(@^▽^@)ノ》
 じゃぁ、神との合一の可能性を承認していること、こうした
ものも、中世哲学に強い影響をあたえたというのも覚えていない
んだね、めぐたん。
《うん。なんのことかさっぱりわからないのだ(@0@)》
『まぁ、とりあえず、プロティノスの哲学は、中世に強い影響を
あたえたと思えばいいでしょう』
《それならなっとくなのだd(^▽^ )》
「ほんとかなぁ・・・」
『ま、まぁ、話を進めましょう。
 アウグスティヌスは、プロティノスを通して新プラトン主義の
影響をうけ、世界に存在するすべての原理的根拠はイデアとして
の神の精神に含まれると考えました』
「えっと、どういうことだっけ?」
『通常、人は、自然的実在については、身体的な感覚を通して、
感覚的知識を得ることになります。
 しかし、真の実在については、神の精神の中に存在しているイ
デアが神の光として、人間の知性を照らすことによって、はじめ
て真理の認識が可能となるということです』
《よくわからないのだ〜\(@v@)/》
 人間は身体的な感覚ならはっきりと自覚できるけれど、感覚
的ではないもの。
 たとえば、心とか愛なんかは色や形が無いからわからないよね?
 めぐたん。
《でも、めぐたんにはこころがあるのだ( ̄ー ̄キッパリ》
 そう。
 だから、そうした精神的なものは、神様がイデアとして、人間
に知らせてくれるってわけさ。
《ふに、なんとなくわかったような気がするのだ(◎−◎)》
『そして、世界に存在するすべての原理的根拠はイデアとして
の神の精神に含まれると考え、アウグスティヌスの精神的照明説
とよばれるようになりました』
 それじゃ、アリデベルチ。
 

★★★

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