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「こんにちわ。呟き尾形の哲学講座の生徒のムーシコスです」
　こんにちわ。同じく、生徒のはず・・・のクニークルスだよ。
《こんにちわ。ゲストのめぐたんなのだ(＊⌒〜⌒＊)／》
『こんにちわ。呟き尾形です』
「前回は、神様についての先入観をもたないで、神と合一した自
己をも捨てた究極の無を目指すべきだと考えたっていうのが、
神への突破だっていう話だったけど、今回はどうなの？」
『今回は、存在と知性、エックハルトが主に関心を持ったこと、
存在についてお話したいと思います。
　エックハルトは、神は存在を超えていると考えました』
《なんでなのだ？Σ(°°;) 》
『なぜなら、存在は神によって存在へともたらされているからで
あるとエックハルトは考えたからです』
「存在の根拠は神様にあるってことだね」
『そうですね。
　エックハルトの考えでは、神は存在であるよりも先に、知性で
あると言い得るそうです。
　神においては、知性と存在は、同一ではないことになっています』
「それは、知性は存在しないってこと？」
『いいえ、エックハルトは、神の知性が存在の原因だと考えました。
　神は知解、つまり知識によって悟ることによって存在すると考えた
のです』
《ふに、神様はもう結婚しているのかq(//▽//)pきゃー》
　それは愛の誓い、そうじゃなくて、知解は、知識の力で悟ることだ
ね。
『そうですね。
　知識の力で悟る根拠は神の知性であるということですね』
「えっと、神は通常の存在であるというよりも、純粋な存在だってこと
だね」
『そうですね。
　神は超越的なものとして、一、真、善を純粋に所有していると、エッ
クハルトは考えたのです。
　それゆえ、神は存在であり、真理であり、善であるとエックハルトは
考えました』
「じゃぁ、それに対して人間は？」
『被創造物である人間は、超越的なものを神を通して、神から与えられる
というわけです。
　それゆえ、被創造物の存在は、神の存在の中に含まれていると言い得る
とエックハルトは考えました』
《よくわからないのだ(￣ε￣；)。
　だって、人は神様からいろいろもらっているなら、神様と別々のもの
じゃないのか？(＠◇＠;)》
『そうですね。
　それについては、神という純粋な存在は、被創造物と別のものではなく、
神と被創造物はつながっているからこそ、神からさまざまなものを得られる
というわけです。
　ですから、神の純粋な存在に比べるとき、被創造物の存在は無である
といっても過言ではないでしょう。
　そして、神は純粋であるがゆえに、神と比較して、人間を含めた不純物
の多い被創造物は、真、善は、類比的に語られることはできても、純粋
にかたることはできないということですね』
　それじゃ、アルデベルチ。　
　

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