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呟き尾形の哲学講座
第133回 中世哲学 神秘思想 クザーヌスのあゆみ

 

 

 

 

 

 

 

登場人物紹介
『呟き尾形』:講師・・・のはず
クニークルス:奇妙な物言うウサギ。生徒のはず
「ムーシコス」:音楽の好きな少年。生徒。
《めぐたん》:魔女ッ娘。生徒
【フォルス・テッセラ】:オチこぼれ占い師
※各台詞は、名前を囲んでいる括弧の人


★★★
「こんにちわ。呟き尾形の哲学講座の生徒のムーシコスです」
 こんにちわ。同じく、生徒のはず・・・のクニークルスだよ。
《こんにちわ。ゲストのめぐたんなのだ(*⌒〜⌒*)/》
『こんにちわ。呟き尾形です』
「今回から新しい哲学者についてだよね?」
『そうですね。
 今回からクザーヌスについてお話したいと思います』
《クラムチャウダーの一種か?(つд⊂)ゴシゴシ (;゚д゚) 》
 クザーヌスだよめぐだん。
ニコラウス・クザーヌスは、ドイツの哲学者・数学者・枢機
卿だね。
『クザーヌスは、ドイツのモーゼル河畔の港町クースに裕福な
船主の子として生まれました。
ハイデルベルク大学で自由学科を学び、パドヴァ大学で教会
法の博士号を取得しました』
「なんか、エリートって感じだね」
『そうですね。
 その後、クザーヌスは、ドイツに戻り、ケルン大学にて教会
法を講じつつ、ハイメリクス・デ・カンポのもと偽ディオニシ
ウス・アレオパギタ、アルベルトゥス・マグヌス、ライムンドゥ
ス・ルルスらの思想に触れました』
《ふに、偽物なのか?(||@Д@)》
『ディオニシオス文書といわれる一連の文書の著者とされてい
ますが、著作はもともと自らを使徒行伝に現れるアテネのアレ
オパゴスのディオニシオスと名乗っていました、中世以降その
成立年代が特定され、偽という名前をつけて呼ばれるようになっ
たそうです。
 さて、クザーヌスは、1430年司祭に叙階され、バーゼル公会
議では指導的な立場で活躍、高名を得ました。
 東西教会の和解のためにも奔走し、教皇使節としてコンスタ
ンティノープルを訪問します。
 1448年に枢機卿、1450 年ブリクセン大司教。1464年トーディ
にて死去しました』
「クザーヌスは、どんな哲学だったの?」
『クザーヌスの哲学は知ある無知や反対の一致などという独創的
な思想を唱えました。
 また、クザーヌスの生涯は教会政治家としての実践と、思想
家としての理論が融合した類い希なものでした』
 それじゃ、アルデベルチ。 


 



 
 
 

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