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呟き尾形の哲学講座 
第138回 中世哲学 ルネッサンスの人文思想
マキャベリのあゆみ 1

 

 

 

 

 

 

 

登場人物紹介
『呟き尾形』:講師・・・のはず
クニークルス:奇妙な物言うウサギ。生徒のはず
「ムーシコス」:音楽の好きな少年。生徒。
《めぐたん》:魔女ッ娘。生徒
【フォルス・テッセラ】:オチこぼれ占い師
※各台詞は、名前を囲んでいる括弧の人


★★★★
「こんにちわ。呟き尾形の哲学講座の生徒のムーシコスです」
 こんにちわ。同じく、生徒のはず・・・のクニークルスだよ。
《こんにちわ。ゲストのめぐたんなのだ(*⌒〜⌒*)/》
『こんにちわ。呟き尾形です』
「今回から新しい哲学者だよね」
『そうですね。
 今回から、マキャベリについてお話したいとおもいますが、
ちょっと異色の哲学者です』
《わかったのだd(^▽^ ) ☆
、新しいキャベツを発明した哲学者だな(ノ´▽`)ノ》
 あのね、めぐたん・・・
《先まで言わなくていいのだ、 ( ̄ε ̄〃)bチッチッチ
 うさぎのクニークルス、だって、マキャベツだぞ、
キャベツ以外なんなのだ( ̄ー ̄キッパリ》
『え〜、まきゃべ理はイタリア、ルネサンス期の政治家です』
「政治家の哲学者ってきいたことないよね」
『そうですね。
 だから異色ですし、哲学者であるよりも、政治学者、歴史家、
政治思想家であると認識されることがおおいでしょう』
「へぇ〜、ということは、哲学者として紹介されないことが
あるってこと?」
『そうですね。実際、マキャベリは哲学書というよりも歴史書
を書いています』
《じゃぁ、どうして紹介するのだ?( ̄_ ̄?)ナンデ?》
『マキャベリといえば君主論という著書がありますが、これが
1つのその時代のパラダイムシフトにつながっているということ
が大きな理由です』
《おお、それは美味しそうなのだ⊂((〃 ̄ー ̄〃))⊃ ふふふ》
「え? どうして?」
《だって、パラダイスのシフォンケーキなのださぞかしトロピカル
な味に違いないのだΨ( ̄∇ ̄)Ψ♪》
『おほん、話をマキャベリにもどしましょう。
 マキャベリは、フィレンツェ共和国の外交官として活躍しま
した。
 さて、マキャベリは、1469年、ルネサンスの華やかなフィレ
ンツェで、中級貴族に生まれます。
 マキャヴェッリは、法律家の父から好奇心を、詩人の母から
は文才を受け継いで、ギリシア・ローマの古典に傾倒しました』
「なんだか、法律家と詩人って変わった組み合わせの結婚だね」
『そうですね。
 それが、マキャベリの独特な世界観を生み出したのかもしれ
ません。
 マキャヴェッリはピエロ・ソデリーニ政権下の第二書記局長
に登用されたのです』
「マキャヴェッリが属した第二書記局ってどんなところなの?」
『第二書記局は、内政・軍政を所轄し、マキャヴェッリ自身が各
国との交渉に関わることも多くありました。
 そのため、外国に派遣されることも度々であったそうです』
《いっぱい外国旅行をしたのだな(^∇^)》
 そんな娯楽じゃなくて、それだけ争いの多い国際情勢だって
ことだよ、めぐたん
『そうですね。
 ともあれ、マキャヴェッリは、派遣先で見聞きした各国為政
者や古典から学んだ歴史上の人物の中から、権謀術数にたけた
教皇軍総司令官チェーザレ・ボルジアに理想の君主像を見出す
ようになりました』
《くしゅん? くしゃみでもしたのか?(○_○)》
 君主だよ、めぐたん。
 国家を治める最高位の人のことだよ。
『マキャベリは外交官としての経験を活かし、理想の君主像
とはどういったものか考察していきますが、続きは次回に
しましょう』
《おお、なんか、哲学者のあゆみでもあたらしいパターンな
のだ\(  ● ⌒  ▽  ⌒ ●  )/》
 近代に近付けば記録ものこっているということかな。
『そんなところですね』
 それじゃ、アルデベルチ。
 

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