登場人物紹介 
      『呟き尾形』:講師・・・のはず 
      クニークルス:奇妙な物言うウサギ。生徒のはず 
      「ムーシコス」:音楽の好きな少年。生徒。 
      《めぐたん》:魔女ッ娘。生徒 
      【フォルス・テッセラ】:オチこぼれ占い師 
      ※各台詞は、名前を囲んでいる括弧の人
       
                  
      ★★★ 
      「こんにちわ。呟き尾形の哲学講座の生徒のムーシコスです」 
       こんにちわ。同じく、生徒のはず・・・のクニークルスだよ。 
      《こんにちわ。ゲストのめぐたんなのだ(*⌒〜⌒*)/》 
      『こんにちわ。呟き尾形です』 
      「前回までは、パスカルのあゆみについてだったよね」 
      『はい。今回から、パスカルの哲学についておはなししたいと 
      おもいます。 
       まず、パスカルは、神との主体的な出会いを重んじました』 
      《ふに、シュタイテキ?Σ(?_?)》 
       主体的というのは、自分の意志や判断に基づいて行動するさ 
      まだね。 
      「つまり、自分の意志で神様と出あうってこと?」 
      『そうですね。 
       つまり、神様に対して、受け身であるのではなく、自らの意 
      思で、神様の教えを理解するという意味で解釈していいでしょ 
      う。 
       もちろん、パスカルは、理性に関係する特定の分野でのそれ 
      なりの成果は認めています。 
       しかし、神の愛の大きな秩序の元では、理性の秩序が空しい 
      ものであることを指摘しました』 
      「えっと、人間の理性は理性で成果はあるけれど、神様の愛と 
      比べれば、それほどでもないってことかな?」 
      『そうですね。 
       さらに、パスカルは、哲学を嘲り批判することこそが、本当 
      に哲学することだとも述べています』 
      《ふに、哲学をべんきょーする人が、そんな哲学を馬鹿にする 
      ようなことをを言っていいのか?Σ( ̄◇||||)エッ??》 
      『いえいえ、パスカルは哲学を馬鹿にしたのではなく、むしろ、 
      哲学に誠実であろうとしたのです』 
      「どういうこと?」 
      『哲学に限らず、どのような学問は常に真実にむかって追究し 
      ていくべきです』 
       たしかにそうだよね。 
      『哲学が真実に向かって追究するためには、1つの答えを見つ 
      けて満足してしまうのではなく、むしろ、先人の哲学の出した 
      答えに満足してしまったのでは、先人の哲学を引き継ぐことは 
      できません。 
       むしろ、先人の哲学のだした答えに向かって問い続けること 
      が必要だとパスカルは考えました』 
      「そっか、答えは覚えちゃえばそれでおわるものね」 
       でも、どんなにすごい答えがあっても、それを批判する気持 
      ちをもって考えることで、哲学がさらに進むわけだね。 
       シニョール呟き尾形。 
      《そんなものなのか〜(´0`) =3》   
      『はい。   
       このパスカルの哲学に対する態度は、有名な人間は考える葦 
      である。 
       と言う言葉に良くあらわれています』 
      《ふに、人間は頭で考えるんだから、足では考えられない 
      ぞΣ(- -ノ)ノ》   
       えっと、 
       葦は、イネ科の多年草だよ。 
       考える葦というのは、人間のたとえだね。めぐたん。 
      『そうですね。 
       パスカルは、人間は考える葦であると言う言葉で、人間は自然 
      の中でもっとも弱い一本の葦みたいなものだが、それは考えると 
      いう能力をもった存在だということを言い表しました』 
      「なんだか、哲学として意味が不可そうだね」 
      『それは、次回にお話しましょう』 
       それじゃ、アルデベルチ。 
       
      ★★★
       
       
       
       
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