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呟き尾形の哲学講座 
第162回 近世哲学 デカルトのあゆみ 2

 

 

 

 

 

 

 

 

登場人物紹介
『呟き尾形』:講師・・・のはず
クニークルス:奇妙な物言うウサギ。生徒のはず
「ムーシコス」:音楽の好きな少年。生徒。
《めぐたん》:魔女ッ娘。生徒
【フォルス・テッセラ】:オチこぼれ占い師
※各台詞は、名前を囲んでいる括弧の人


★★★★
「こんにちわ。呟き尾形の哲学講座の生徒のムーシコスです」
 こんにちわ。同じく、生徒のはず・・・のクニークルスだよ。
《こんにちわ。ゲストのめぐたんなのだ(*⌒〜⌒*)/》
『こんにちわ。呟き尾形です』
「デカルトのあゆみの続きかな?」
『そうですね。
 デカルトは、学院を卒業後、大学に進み、法学、医学を修め
卒業します。デカルトの卒業後、学園を離れるとともに書斎で
読まれるような書物を捨て、世間という大きな書物の中に飛び
込んでいくことを決意します』
 いわゆるフィールドワークだね、シニョール呟き尾形。
《フィールドスープ?(* ̄▽ ̄*)
 何料理なのだ?(*・o・)》
 フィールドワークだよ、めぐたん。
 現地での実態に即した調査とか研究だね、野外調査ともいう
かな。
「でも、どうして?」
『デカルトが、文献の解釈に明け暮れる中世哲学を見限り、世
間という大きな書物」から真の知識を得ようとしたからです。
 さて、デカルトが、22歳のとき、オランダに赴きナッサウ伯
マウリッツの軍隊に志願し、入隊したました』
《哲学者で軍隊に志願したってなんか意外なのだ(-_-;ウーン》
『オランダの軍隊に志願したのは、オランダ軍が早くから数学
や物理学の諸成果を、築城や兵器の製造といった軍事科学に応
用しようと、多くの学者を集めていたからだといわれています』
「理論や技術の実用ってことか〜」
『そうですね。マウリッツの軍隊は近代化されており、新兵器
の開発も盛んであったこともあり、デカルトは自然科学者との
交流を求めて、マウリッツの軍隊を選んだとも考えられていま
す。
 デカルトは、オランダ軍在籍中、驚くべき学問の基礎を発見
したといった。
 ガリレイの発見した落体の法則の実験などを行ない、自然現
象と数学の計算式との見事な一致を目の当たりにし、自然研究
への数学の応用がどれほどすばらしいものであるかを痛感した
ようです』
「でも、デカルトは戦争で怪我とかしなかったの?」
『デカルトは、実際の戦闘はなかったようです。 
 除隊後もデカルトは、数学の計算式と自然現象の強い平行関
係に関心を持ち続けた。
 それと同時に、デカルトは、なぜ自然現象は、数式によって
表現できるのだろうか? という疑問をもっていました』
《たしかに、めぐたんも、そーおもうのだU・ω・)ノドウカン》
『この疑問を抱きつつ、デカルトは旅にでるのした』
 それじゃ、アルデベルチ。



 
★★★


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