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小説を書こう!
第11回
 物語とは何ぞや? その1

 

 

 

 

 

 

 

 

 ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
 前回は、めずらしく、まとまった話のようにおもえたね。
「うん。小説の定義として、”物語を通して読者に伝えるもの”だったよね」
『はい。そこで質問です。”物語を通して読者に伝えるもの”というときの
”物語”は、一体なんだと思いますか?』
「え〜っと、事件の流れのことかなぁ」
 いやいや、きっと一つのまとまった話、つまりストーリーだから、筋書き
だと思うよ。
『そうですね。どれも正しいのですが、小説を前提とした時に語られる物語
の意味は違います』
「でも、小説には必ず事件があるんじゃない?」
『ええ、しかし、もし小説が事件だけが描かれたものであれば、読者へのメ
ッセージは伝わるでしょうか?』
 たしかに、新聞記事の成りそこないだ。
 でも、筋書きじゃない。と言う理由にはならないよ。
『そうですね。筋書きというのは、あらすじという意味があって、たしかに
小説には必要なものです。
 しかし、あらすじに読者へのメッセージが込められているかと言うと、む
しろ、小説を書くための道具になっています。
 したがって、事件も筋書きも”物語を通して読者へ伝えるもの”としての
”物語”ではありません』
「じゃぁ、”物語”って何だろう?」
 あ、もしかして次のテーマって・・・
『はい。”物語”についてです』
 これを読んでいる諸君。”物語”って何だろうね?
 それじゃ、 アルデベルチ! 


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