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小説を書こう!
第43回
 修辞術 引用法 繰り返し法

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★★★
 ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
「今回は、順番から言うと、引用法、繰り返し法だったよね?」
『はい。まずは、引用法についてです。
 引用法というのは、過去にあった他の文章や事例または古人
の語を引いて、自分の主張や表現にアクセントをつける表現方
法といえます』
 それって、盗作じゃないの?
『はは、もともこもない言い方ですね。
 もちろん違います。ここでいう引用法は、格言や古典などの
引用で、いわゆる著作権がきれているものを指します。
 もちろん、著作物は、引用は可能ですが、その時は、きちん
と引用のルールは守るべきといえるでしょう』
「引用のルールって?」
『詳しくは、著作権法で調べてみることをお勧めします。
 シニョール呟き尾形、それはドケチというものじゃないのか
な?
「そうだね」
『いえ、自分で調べるということはとても勉強になりますし、
小説も著作物です。著作者として、しっかりと知っておくべ
き知識でもあると考えます』
 とかなんとかいって、知らないんじゃない(#^.^#)
『まぁ、著作権は現段階でも議論が必要な問題でもあります
からね。
 もし、このメールマガジンの読者の方で希望する方がい
らっしゃいましたら、一つ別のコーナーを設けることにしま
す』
 おお、ふとっぱらだね。
『いや〜、それほどでも・・・
 さて、とりあえず、著作権の期間内の著作物の引用におい
て気をつけることですが、基本的には、
1)引用であることを明示すること。
2)出典を明記すること。
3)引用箇所には勝手に変更を加えないこと。
 となります』
 なるほどね。
 1)引用であることを明示すること。というのは、カギカッ
コとか引用符とか使って、引用される文章が、引用されるもの
だって、分かるようにするってことだね。
『はい。その通りです』
 で、2)出典を明記すること。というのは、誰のどの著作か
ら引用されたものであるかを明記するってことだね。
「引用するのだからあたりまえだね」
 で、3)引用箇所には勝手に変更を加えないこと。というの
は、引用する文章を、絶対に元の文章を変えてしまってだめって
ことだね。
「そうか、引用だものね」
『なんにしろ、格言や100年以上前の古典には著作権はありま
せんし、どちらかというと、一つの知識として捉えられます』
 なるほどね。作者は、こんな知識をもっているぞ。と言うわけ
だね。
『いえ、いわゆる、知識のひけらかしになると、かえって読者が
しらけてしまいますから、あくまでも参考になって、文章を引き
締めるという目的で使用した方が効果的です』
「他のレトリック同様に、さりげなく。だね」
『はい。引用法は、文章の意見が、古くから言われているとか、
他のところでも言われているなどの一種の客観性を持たせます。
 つまり、文章の内容の根拠付けとしても利用できます』
「なるほどねぇ。
 じゃぁ、繰り返し法は?」
『繰り返し法は、文字通り、同じ言葉を繰り返すことで、その
単語の意味を強調するレトリックです』
「たとえば?」
『たとえば、確認の意味で”本当?”と聞くよりも”本当に本
当?”としたほうが、疑いの気持ちや信じられないという気持
ちが表現できます』
 なるほどねぇ。でも、くどくない?
『そうですね。乱用は、作者の感情や想いの押し付けになりか
ねません』
「繰り返し法は、あくまで終わりの表現方法で、その気持ちに
なるまでの説得力を持つまでの表現が重要ってことだね」
『その通りです』
 なるほどねぇ。
 さて、とりあえず、紹介する修辞法は、
 ・擬人法、擬物法
 ・空想法、現在法
 ・疑問法、倒置法
 ・省略法、断除法
 ・誇張法、矛盾語法
 ・緩叙法、えん曲法
 ・形容語句法、美称法
 ・警句法、音韻法
 と、あります。
 それじゃぁ、アルデベルチ



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