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小説を書こう!
第48回
 修辞術 誇張法 矛盾法

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★★★
 ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
「今回は、誇張法、矛盾語法についてだね」
『誇張法は、事実以上に大げさに表現する表現技法です。
 大げさに強調することで、読者に強い印象を与える効果が期待
できます』
 つまり、考えていることありのままに表現しようとして、極端
なもの言いになるってことだね。
「たしかに、びっくりしたとき、大げさに表現しちゃうよね」
『そうですね。びっくりしたことを、大げさに表現する。
 ということは、感じた事、素直に直接表現したいという意図か
ら派生するものです』
 ということは、つまり、読者に感じて欲しいことをそのまま読
み取って欲しいときに、誇張法は効果的だということだね。
 シニョール呟き尾形。
『はい。そのとおりです。
 ただし、誇張法は、大げさに物事を表現するわけですから、
その印象強さが目的となります。
 つまり、大げさであり続けると、逆に表現に信頼性が失われ、
リアリティーをなくしてしまいます』
「たしかに、クニークルスみたいに、大口ばかりたたいていると、
相手にする気もなくなるよね」
 ! 失礼な!
『まぁ、そんな感じです。
 つまり、効果的な誇張法は、リアリティーのある表現が背景に
なってこそ。
 ということがいえるでしょう』
「次は、矛盾法についてだね」
『はい。矛盾法というのは、”公然の秘密”のように、一見すると
矛盾しているような表現技法のことを指します』
 たしかに、秘密だったら、隠して人に知らせないことだから、
広く知れわたっているわけないよね。
「でもさ、なんか、みんな知っているけど秘密にしている本人には
ないしょだよ。
 って、雰囲気は伝わってくるよね」
『そのとおりです。
 矛盾法は、一言では言い表せない微妙なニュアンスを短い一言で
表現する技法だといえます』
 なるほど。それに、いろいろな矛盾をわざと言うことで、個性も
アピールできるわけだね。シニョール呟き尾形。
『はい。
 ただし、矛盾法は、文字通り矛盾しているわけですから、表現に
失敗すると、意味不明の表現になってしまいます』
「どの、修辞術に共通するけど、安易な利用と多様は避けるべきだ。
 ということだね」 
『はい。そのとおりです』
 さて、とりあえず、紹介する修辞法は、
 ・緩叙法、えん曲法
 ・形容語句法、美称法
 ・警句法、音韻法
 と、あります。
 それじゃぁ、アルデベルチ







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