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ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
《前回から乱入してきためぐたんなのだ。
前回は、挨拶もなくて、ごめんあそばせなのだ》
「そうそう、前回から、突然、めぐたんというスペシャル
ゲストだったね」
《そうなのだ。
前回は、呟き尾形の紹介がなかったのだ〜d(^▽^ ) 》
『す、すみません。
というわけで、前回から、ゲストにめぐたんがきてくれる
ことになりました。
さぁ、今回は、何の話でしたっけ?』
あ、ごまかした。
「まぁ、強引に進めないと、始まりそうもないし。
というわけで、暗喩と堤喩の違いについてだったよね」
『はい。
まず、堤喩、シネクドキには、 大きく分けて二つあり、”類の提喩”
と”種の提喩”があることは前回やりましたね。
「えっと、”類の提喩”が類概念で個物を表する。類でもって種を表す
言い方で、”種の提喩”が個物=種でもって類概念を表す言い方だった
よね?」
そうだったね。
『このことから、堤喩は、類をカテゴリー(同じ性質のものが属する
部類)で、種(カテゴリーを構成するもの)を、表したり、その逆を
行う比喩方法だということがいえます。
そして堤喩は、ある種の、一般化だといえるでしょう』
「一般化?」
あるグループの一部の事物について成り立っていることから、
そのグループ全体について成り立つようにものの道理を述べる
ことだね。
《むずかしーのだ〜(((\(@v@)/)))》
『類(カテゴリー)にしろ種(カテゴリーを構成するもの)にしろ、
どちらも、共通する要素があります。
その共通する要素でつながっているのを利用した比喩。
ということになりますね』
「それって、暗喩とどこかにていない?」
『暗喩も堤喩も、比喩でして、比喩とは、あることを、他の物や
事にたとえる表現技法のことだといえます。
ですから、”喩える”という点では共通していますからね。
ただ、暗喩と堤喩は異なるものです。
暗喩は、AをBにたとえるとき、AとBが暗黙の内に類似して
いることが前提になります』
つまり、AからBに連想できればいいわけだ。
『はい。その通りです』
「ああ、おもいだした。
暗喩については、
比喩について 3 暗喩
http://homepage2.nifty.com/SON/novel/novel54.htm
でやったものね」
《でも、暗喩も堤喩もおんなじ連想じゃないのか?( ̄ε ̄;)》
『そうですね。
明確に区別できないものもあるかもしれませんが、
基本的に暗喩は、連想さえできれば喩えは成り立ちます。
それに対して、堤喩はカテゴリーの存在が必須になります』
たとえば、桜の比喩一つとっても、
花見で桜の花を見て宴会をすることだけども、「桜咲く」と
言う暗喩は、試験に合格したことの比喩になるよね。
《花見は花というかてごりーの中だから堤喩。
桜咲くは、花とは関係ないけど、うれしい気持ちのたとえ
になるからかてごりーとは関係ないから暗喩。
というわけか?(?_?)》
「そういうことでいいのかなぁ?」
『まぁ、明確に区別することもないでしょうし、細かいところ
は気にしない事にしましょう。
堤喩は作り出すものというよりも、既存のものを手短に
言うために生じたたとえの場合がおおいですし、暗喩のように
表現を創意工夫するということは、あまりありません。
強いて言うなら、小説の中の世界観の独自性を表現する
ために、あえて創ると言う事もあるでしょうが、それは、また
別の話ですし。
さらにいえば、もっとややこしい比喩があります』
「それはなに?」
『換喩といいます。次回は、換喩については次回にやってみましょう』
それじゃぁ、アルデベルチ
第57回へ戻る(比喩について 6 堤喩 1)
第59回へ進む(比喩について 8 換喩 1)
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