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小説を書こう!
第61回
 比喩について I 寓話法

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★★★
 ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
《なのだ、なのだのめぐたんなのだ\(⌒▽⌒)/》
「そういえば、今回は何についてなの?」
『今回は、アレゴリー、寓話法です』
《あれごりー?
 新しい洗濯場のことか?(((\(@v@)/)))メガマワルノダ》
 それは、ランドリーだよ。めぐたん。
《ちょ、ちょっとまちがっただけなのだ》
「それはさておき、寓話法ってどんな比喩なの?」
『そうですね。
 一言で言うならば、例え話です。
 つまり、ある物事にたとえて述べる話ですね』
 確かに、寓話は、教訓や処世訓・風刺などを、動物や
他の事柄に託して語る物語だものね。
「でも、それって、そもそも小説がそうなんじゃない?」
『ま、まぁ、たしかにそうですね。
 小説そのものが寓話法といえるかもしれません。
 ともあれ、寓話法は、抽象的な真実を、具体的な例で示す
ということです』
 たしかに、たくみに例え話を使いこなすことは、わかり易い
文章を書く上で重要だよね。
『そうですね。
 では、具体的に寓話法の説明をして見ましょう。
 ・彼は太陽のようにまぶしい男だ。
 これは、
第54回 比喩について 3 暗喩
http://homepage2.nifty.com/SON/novel/novel54.htm
 で例にだした直喩です』
《ほえ? そんなのがあったのか(´-`)。oO(フ〜ン》
「そういえば、このときはめぐたんはいなかったものね」
 まぁ、あった事にして。じゃぁ、続けてシニョール呟き
尾形。
『はい。
 この比喩を、例え話ということで、寓話法にすると、
 対戦相手が競合であることが知らされると、重い空気が
漂い、どんよりと暗い雰囲気になった。
 とその時、”相手が誰であろうと全力尽くそうぜ!”
 彼の前向きな一言が、一気にその場が明るくした。
 と、一つの具体的なエピソードを加えることで、”彼”
の抽象的なイメージを作り上げるわけです。
 読者にこのようなエピソードによって、抽象的なイメー
ジを与える事で、”彼”の言葉や行動がより作者のイメージ
する”彼”と読者のイメージする”彼”のイメージを一致
させることが出来るわけです。
 このように、なにか具体的なエピソードを提示することで、
抽象的なイメージを伝えることが寓話法の効果です。
 寓話法によって、直接表現するよりも、読者自ら、具体的
なエピソードから主体的に感じ取ることによって、より、
小説のリアリティーが高まるわけです』
「確かに、教えられるよりも、自分で気がついた事の方が
印象に強いものね」
『そうですね。
 他にも、自分でエピソードを作り出さなくとも、既存にある
故事や童話、昔話を用いてもいいでしょう』
「なるほどねぇ。
 じゃぁ、次の比喩は?」
『いえ、比喩は今回の寓話法で網羅しました。
 後は、組み合わせなどで種類があるかもしれませんが、とり
あえず比喩については、次回で終わりにしようと思います』
《むむ、ついに、小説を書こう! メールマガジンが終わる
ということか(/||| ̄▽)/》
『わーーーー!
 違いますよ。違いますってば。
 あくまで比喩についてのまとめであって、まだまだ続きます』
「じゃぁ、次回は何なの?」
『何度か触れたかもしれませんが、
 比喩の地平についてです』
 よくわからないけれど、それじゃぁ、アルデベルチ







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