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小説を書こう!
第80回
 発想技法 チェックリスト
        ポリアの問題解決チェックリスト

 

 

 

 

 

 

 

★★★
 ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
《なのだ、なのだのめぐたんなのだ\(⌒▽⌒)/》
「今回は、何についてなの?」
『今回から、発想技法についてお話したいと思います。
 発想技法は、それこそ、無数にある中で、基本になるものを
上げていきます。
 基本は大きくわけて、3つあります
 ・ブレインストーミングストーミング
 ・チェックリストリスト
 ・カードライティング
 の3つです』
「前回は、上野陽一の着想チェックリストだったよね」
『今回は、ポリアの問題解決チェックリストについてです。
《チェックリストって、なんだかおんなじ様なものばっか
りじゃないか?(・_・?) 》
『たしかに、チェックリストは、重複する部分があります。
 しかし、各チェックリストは、それぞれ目的があります』
「じゃ、ポリアの問題解決チェックリストは、どんな目的
なの?」
『今解決するべき問題点を解決する事を目的としたチェック
リストです』
《じゃぁ、小説を書くのと関係ないんじゃないのか?( ̄_ ̄?)》
『いいえ、ちょっとした応用です。
 たとえば、主人公が難問に当たったとき、その難問を解く
アイディアを
発展させるために使ったり、実際、小説を書くときのさまざ
まな問題点、たとえば、誤字脱字があるなどの問題を解決す
るのにも使えます』
「なるほどねぇ、じゃぁ、具体的にどんなチェックリストな
の?」
『大きな項目としては下記の通りです。
 問題を理解する−問題の解明 
 プランを工夫する
 プランの実行
 見直し−答えのチェック
 というものです』
「なんか、いままでとはちょっと違うね」
『はい。
 今までは、アイディアを発展さることが目的でしたが、今
回のチェックリストは、目の前にある問題を解決するための
チェックリストですからね』
《じゃぁ、どんどん説明するのだ\(^o^)/》
『問題を理解する−問題の解明
 というのは、何が分かっていないか?
 未知数は何か?
 データは何か?
 状態はなにか?
 条件は何か?
 条件を満たすこと可能か?
 分かっていないことを決定するのに条件は十分か?
 それとも不十分か?
 それとも余っているか?
 それとも矛盾しているか?
 というものに対して、
 書き出してみることができるか?
 というものがあります』
「どんな風に書き出すの?」
『まず、図形化してみることです。
 さらに、適当な注釈を入れてみたり、適当な記号を導入
するのも一つの手ですし、条件をいくつかに分割して分析
もいいでしょう』
《なんだかむずかしそうなのだ(○`ε´○)ぶーっ》 
『漠然とすると、たしかに難しそうに感じますが、実際
に、図式化したり、箇条書きで書き出して具体的に書い
てみるとそうでもありません』
「じゃぁ、プランを工夫するっていうのは?」
『まず、問題は前に見た事がないか?』
《ふに、同じ問題ってあるものなのか?》
『同じ問題といっても、類似したもので、少し形の違
う同じ問題や、関連した問題というものです。
 そして、格言のような、役に立つ一般定理のような
ものもないかとチェックしてみます』
「ほかにあるの?」
 未知数の性質と範囲などをよく考えてみるというもの
があります。
 また、過去の解決策を参考にしたり、逆に今回の解決
策を他の問題の参考にならないかなどですね』
《たとえば、どんなのがあるのだ?(||@Д@)》
 まずは、同じか似たような未知数をもつ,よく知っ
ている問題を思い出してみることです。
 また、現在の問題と関連があって,前に解いたことの
ある問題を,利用できないか?
 答えを利用できないか?
 やり方を利用できないか?
 利用できるようにするため,何か補助的要素を導入する必要は?
 問題を別の形に直せないか?
 もっと別の形には直せないか?
 問題の定義に返ってみよう 
 もっと近い問題を思い出せないか?
 もっと一般的な問題は思い出せないか?
 もっと特殊な問題は思い出せないか?
 類似の問題は思い出せないか?
 問題の一部でも解けないか?
 というものがあります』
《ふに〜、いっぱいありすぎるのだぁ(@0@)》
『実は、まだあります。
 どこまで未知数に迫れたか?
 未知数はどう変化したか?
 データから何か手掛かりは引き出せないか?
 未知数を求めるのに適当な他のデータを考えつか
ないか?
 未知数かデータ,ないし必要なら両方とも変えて,
新しい未知数と新しいデータがお互いにもっと近く
なるようにできないか?
 データは全部利用したか?
 条件は全部使ったか?
 問題に関係する必須の概念はすべて考えに入れたか? 
 というものがあります。
 沢山あるからといって、すべて使う必要はなく、思い
つかなければとばしてもかまいません。
 とりあえず、チェックリストをつかって、問いかけて
みることが、
重要です。
 こうして、解決策を立てた後は、解決策の実行です。
 実行した後は、成功、失敗にかかわらず解決策を見直
します。
 その中で、特にチェックすべきなのは、下記の通りです。
 答えをチェックできるか?
 論理の進め方のチェックは?
 別のやり方で同じ答えをえることができるか?
 一目で答えがわかるか?
 他の問題に答えや解き方を利用できるか? 
 というものがあります』
「問題解決策もたいへんだね」
『まぁ、大変な分だけやる価値もあるということなんですけどね』
 それじゃぁ、アルデベルチ


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