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小説を書こう!
第97回
 発想技法 組み換え型 特性列挙法 2

 

 

 

 

 

 

 


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 ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
《なのだ、なのだのめぐたんなのだ\(⌒▽⌒)/》
「今回は、特性列挙法の手順についてだったよね」
『そうですね。
 まず、取り上げるテーマを決めます』
「テーマはなんでもいいの?」
『はい。なんでもかまいません。
 次に、そのテーマについて、
 名詞的属性。
 形容詞的属性。
 動詞的属性
 の3つの属性に分けて列挙します』
《ふに、そくせきラーメンがどうしたのだ?(@ ̄¬ ̄@)》
 即席じゃなくて、属性だよ、めぐたん。
 固有の性質や特徴だね。
「名詞的属性ってどいうことなの?」
『名詞的属性は、物の構成要素や材料製法などの名詞で
表現できるものの性質です』
「たとえば?」
『たとえば、コップをテーマにあげたとします。
 このとき、名詞的属性では、全体、部分、材料、製法等、
名詞で表現される特性でので、コーヒーカップ、グラス、
ガラス、鉄、陶器、プラスチック、ステンレスなどです。
 また、形容詞的特性は、テーマになる対象の大きさ、色、
形状を形容的に表現したもので、軽い、重い、小さい、大きい、
壊れやすい、白、透明などがあります。
 そして、動詞的性質は、物の持っている機能の性質で、
飲み物を入れるなどです』
「列挙した後はどうするの?」
『列挙した属性の3つごとに、見直しをかけます。
 追加したり、修正したり、思い浮かんだアイディアを加えたり
削除したりします』
《せっかくあげたのに、削除するのか?(◎_◎;) 》
『そうですね。
 あげてみたけれども、上手くまとまりそうも無い項目は思い切って
削除します。
 特に基準はありません。
 あくまで、特性列挙法は、発想技法です。
 発想技法は、先入観を省くことも目的のひとつですが、出した項目
にこだわってしまうと、発想の妨げになりかねません。
 また、発想しやすい形に仕上げる分には問題ありませんし、これは、
次のステップの布石にもなります』
《ふせき?(゜ο゜)
 ああ、宝石のことだな(・´∀`・)ノ》
 布石だよ、めぐたん。
 将来のためにあらかじめ整えておく手はずのことだよ。
 備えあれば憂いなし、先の為の準備ってやつだね。
『そうですね。
 そして、取捨選択した属性の中から、特にテーマの改善につながる
ものを選びます』
「選んだもののなかで、発想を発展させていくんだね」
『はい。
 発展の場合は、なんでもいいのですが、すでに改善目標がある場合は、
目標を達成するのに適した属性を選ぶのがいいでしょう』
「それは一つじゃなくちゃだめ?」
『いいえ、発想技法ですから、1つにこだわる必要はありません。
 さて、次回は、そうして選ばれたテーマをどんな風に発想を発展
させたり、改善させるかお話したいと思います』
それじゃ、アリデベルチ。
         

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