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小説を書こう!
第108回
 発想技法 組み換え型 スクランブル法 10
  コンセプトについて 5

 

 

 

 

 

 

★★★
 ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
《なのだ、なのだのめぐたんなのだ\(⌒▽⌒)/》
「今回は、状況設定と登場人物からできるストーリーについて
だったよね」
《ふに、ストーブはあったかくて好きなのだ(* ̄▽ ̄*)》
 ストーリーだよ、めぐたん。
 物語とかの筋書さ。
『その筋書きは、状況設定と登場人物によって作られた文脈を
整えることで出来上がります』
「どんなふうに?」
『状況設定と登場人物に対して、いくつかの問いをします』
「どんな問い?」
『動機やニーズ、欲求を表すために、何のためか?
 関心や動機を表すために、何を求めているか?
 予算やコスト、頻度を表すために、いくらか?
 目的を達成する方法を表すために、どんなふうに?
 と、4つの問いです』
「その問いでストーリーってできるの?」
『登場人物に動機や目的があり、目的を達成するための行動が
はっきりすれば自然とストーリーは出来上がります』
 じゃぁ、出来上がったコンセプトのストーリーから、新しい
発見があるってことだね。
 シニョール呟き尾形。
『そうですね。
 コンセプトのストーリーができると、今まで気がつかなかった
ことに気がつき、新しい価値や意味がみつかります。
 また、当たり前のことでも、コンセプトをストーリー化すると、
新しい効果や面白さ、世界が見えてくるものです』
《どんなストーリーでもいいのか?(◎_◎;)》
『基本的に自由ですが、気をつけなくてはいけないことがありま
す』
「それは何?」
『コンセプトの目的、つまり、解決しなくてはならない課題と
ストーリーの焦点があっているということです』
「そういえば、問題解決がコンセプトの目的だものね」
『そうですね。
 そして、コンセプトを膨らませる上で、障害や解決すべき問題
がないかを確認するべきでしょう。
  さて、これまで述べたように、コンセプトを元に具体的場面
のストーリーをつくりながら検討したコンセプトの具体像をまと
めていきます。
 もちろん、具体的場面といってもだいぶラフなものになります
が、具体的場面のストーリーを、実現に近づけるためにより詳細
化することで何をどうするかを具体的に詰めていくわけです。
 このとき、気をつけなければいけないのは、何をしようとするか
の意図と狙いは明確化されて行くべきでしょう』
 それじゃアルデベルチ。







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