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小説を書こう!
第109回
 発想技法 組み換え型 スクランブル法 11
 コンセプトについて 6 

 

 

 

 

 

 

 

★★★
 ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
《なのだ、なのだのめぐたんなのだ\(⌒▽⌒)/
 呟き尾形!》
『はい、なんでしょう?』
《前から聞きたかったのだけど、コンセントのプロゴルファーは
なんで必要なのだ?(◎_◎) ン?》
『へ?』
 コンセプトのプロファイル化だよ、めぐたん。
 コンセプトは概念、プロファイルは、さまざまな設定情報の集
まりのことだよ、めぐたん。
《なんで、そんなめんどーなことをするのだ?( ̄ε ̄;)》
『そもそも、コンセプトは、企画全体の見取り図でなくてはいけ
ません。
 そのためには、漠然としたイメージよりも、具体的な将来を描
いておかねばなりません。
 たとえば、行列ができる店だとしても、人が並ぶ店だけでは、
何から手をつけていいのか、どうなれば、目標を達成できたかが
分かりません』
「どうすれば分かるようになるの?」
『まず、具体的な達成目標をつくることです。
 そして、その達成目標には、誰が並ぶのかなどを検討すると、
おのずと方法が変化し、選択する基準も変化するのです』
「どいうこと?」
『たとえば、大学生をターゲットにするなら、値段とボリューム
が重要になります。
 女子高生をターゲットなら、量よりもいろいろ選べるメニュー
におしゃれな店であることが重要です。
 サラリーマンがターゲットなら、安くて早くておいしいことが
重要です。
 家族連れがターゲットなら、大人から子供が一緒に食事でき、
大人用と子供用とバリエーションも増やさなければいけません』
「ターゲットが違うと、やり方とか基準が違ってくるんだね」
『はい。
 そして、そうした事柄は、具体化しないと気がつかないもので
す』
「だから、プロファイル化が必要なんだね」
『はい。その通りです』
 つまり、コンセプトは決めて終わりじゃなくて、プロファイル
化して、コンセプトは完成するってことだね。
 シニョール呟き尾形。
『はい。その通りです
 そして、コンセプトが企画づくりの基礎となるかどうかはここ
でのターゲットを明確にすることや、具体的なイメージの具体化
で決まってきます』
「なるほどね。
 だから、プロファイル化が必要なんだ」
『そうですね。プロファイル化したものを実現していくのが、
必要です。
 その意味では、プロファイル化されたコンセプトが、実現手段
の具体的検討をするための機軸となっているはずです。
 プロファイル化が目的ではなく、プロファイル化は、手段だか
らです』
「具体化しないと、なんかコンセプト決めただけで企画が終わりっ
て気になるし、問題点とか見つかりづらいものね」
『そうですね。
 プロファイル化ができて、課題との整合性やテーマと一致して
いるかがわかるわけです』
 それじゃアルデベルチ。




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