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小説を書こう!
第115回
 発想技法 組み換え型 if法 2

 

 

 

 

 

 

 

★★★
 ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
《なのだ、なのだのめぐたんなのだ\(⌒▽⌒)/》
「前回はif法についてだったよね」
『そうですね。
 前回、
いまあるものの機能の基本構成の見直し
各構成機能を実現する手段・方法の見直し
異質なものの組み合わせによる,現状の枠組みからの飛躍
 といったようなステップがあることを紹介しました。
 いまあるものの機能の基本構成の見直しによって、既存にあるもの
というのは、新しい機能区分を見つけるというステップです』
《ふに、もしも、これがあーだったら(#^ω^)。
 って考えればいいのか?( ̄、 ̄?)》
『そうですね。
 とくに、見慣れたモノ・コトの構成部分(の機能)を1つ1つ問い
かけるという形で分解していきます。
 その何を重視するか,どこにウエイトをおくかによって、同じモノ
でも、まったく異なる様相となります』
「つまり、当たり前のことでも、あえて、もしもこうだったら?
 って考えてみることで、見え方が変わってくるってことだね?」
『はい。その通りです。
 次に、各構成機能を実現する手段・方法の見直しですが、これは、
問いかけるものを、似ているものに見立てることで、ヒントをみつ
けます』
《ふに、そうすると、何がどーなるのだ?(?_?)σ》
『たとえば、対象となるものが、機能を実現する方法を、現在とは別
のものによって達成するためにはどういったifがいいかと考えてい
くわけですね。
 これは、主として類比やイメージによって飛躍させることになり、
異質な視点から、その働きを見つけ出そうとするわけです』
「異質なものの組み合わせによる,現状の枠組みからの飛躍は?」
『組み合わせを変えていくと、既存の組み合わせでは気が付かなかった
新しい機能の組み合わせを見つけることができます。
 特に、各構成機能を実現する手段・方法の見直しの作業を通して見つ
かった、機能毎の新しい働きを、発想の飛躍を試みることができます。
 この時、気をつけるのは、新しい機能を見つけることが目的ですから
原型の機能区分や意味にこだわってはいけません。
 むしろ、ありえないくらい、全く異質な組み合わせをさせてみること
で、斬新な発想が見つかります』
「じゃぁ、異質なものの組み合わせによる,現状の枠組みからの飛躍
は?」
『各構成機能を実現する手段・方法の見直しから見つけ出した機能の働
きや組み合わせを全く新しい視点をヒントに、既存の機能を代替するも
のを考えます。
 あるいは、元のものを一新するものにしてみたり、同じ目的を実現す
るための代替品を考え出ます。
 このように、同じ機能の組み合わせから全く別の新しいものを見つけ
出していというのが、異質なものの組み合わせによる,現状の枠組みか
らの飛躍というものが進められるわけです』
《むずかしーのだ(-x-〃)》
『そうかもしれません。
 それだけに、既存のものを素材にするだけでなく、将来欲しいものを
形にしていく発想技法としても使えるだけに、小説の発想技法としては
役立ちやすいといえるでしょう』
「今あるものを素材にするのはわかるけど、今ないんじゃどうしようも
ないんじゃない?
 どうするの?」
『その場合は、現在存在しないために、テーマは具体的に記述していく
べきでしょう』
「どんなふうに?」
『具体的に将来欲しいものを記述することですね。
 特に、どういうことができるものがほしいのかを明確に記述のがいい
でしょう。
 その上で,
・実現するのに必要と思われる機能
・テーマの実行のためにしなくてはならない
・働きそのために有効と見なされること
 などの要素を洗い出しておく必要があります』
 ああ!
《どうしたのだ、クニークルス?( ̄ー+ ̄)》
 気が付けば、セリフが最初の挨拶と、最後だけになってしまったん
だよ、めぐたん。
《たまにはいいのだ(^_^)♪》
 う・・・なんか悔しい・・・
 それじゃアルデベルチ。



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