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小説を書こう!
第123回
 発想技法 組み換え型 形態分析法 2

 

 

 

 

 

 

 
★★★
 ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
《なのだ、なのだのめぐたんなのだ\(⌒▽⌒)/》
「今回は、形態分析法の続きだよね」
『そうですね。
 形態分析法は、カリフォルニア工科大学のフリッツ・
ズィッキーが考案した。
別名ストラクチュア分析とも呼ばれています。
《すとらっぷぶんぶん?(*≧m≦*)ププッ
 ストラップをぶんぶん回して楽しいのか?( ̄ー ̄ッフ》
 ストラクチュア分析だよ、めぐたん。
「ストラクチュア分析って?」
 それを説明するのは、シニョール呟き尾形の役さ、
ムーシコス君。
『はいはい。
 まず、ストラクチュア分析は、解決すべき課題や検
討する対象を、いくつかの構成要素に分解ていきます。
 次に、その要素ごとに可能な変化を洗い出します。
 そして、要素間の組み合わせて新しいアイデアを発
想していく発送技法です』
「どんな発送技法なの?」
『まず、テーマを決めます。
 次に、いくつかの要因を挙げていきます』
「要因?」
『テーマの解決に関係がありそうな要素ですね、シス
テムでも、モノでも、創作活動でも使えますが、まず、
テーマの要因を分析していきます』
「たとえば?」
『テーマを解決する上で、関係がありそうな要素を列
挙します』
《いまひとつピンとこないのだ(@0@)》
『たとえば、ファンタジーを舞台とした小説を書く
とき、どんな要素があるでしょうか?』
《竜にさらわれたお姫様(o^-')b ネッ!》
「じゃぁ、お姫様を助ける勇者は必要だよね」
 竜なら、お宝じゃない? ムーシコス君。
『それなら、とりあえず、3つの要因があることにな
りますね』
「えっと、お姫様、勇者、竜ってところかな」
《もっといっぱいあるのだ〜(○`ε´○)ぶーっ》
 あんまり欲張ると難しくなるから、最初はとりあえ
ず、3つで発想していかない?
 めぐたん
『そうですね。竜頭蛇尾という言葉があるように、最
初から欲張ると尻すぼみになることもあるので、とり
あえず、要素をしぼっておきましょう』
「じゃぁ、とりあえず、お姫様、勇者、竜の3つの要
因ではじまるということだね」
『そうですね。
 まず、お姫様の要因を発想していきましょう』
《お姫様にもいろいろあるのだ》
「美人なお姫様、おしとやかなお姫様が一般的だよね」
 でも、活発なお姫様もいるよね。
《乙女の憧れ、お姫様はやさしーのだ(☆0☆)》
「案外勇敢なお姫様もいるんじゃない」
 お姫様っていうと、助けてくれた王子様とか勇者に
一途になるよね。
『では、勇者はどうでしょう?』
《やっぱり、勇者はハンサムなのだ\(≧∀≦)/》
「勇者は強くなくっちゃね」
 機転がきく頭のいい勇者というのもあるよね。
『なるほど、では、竜はどうでしょう?』
《竜は悪い奴に違いないのだ(`曲´#)》
「竜といえば火を噴くよね」
 竜といえば、宝の山だよね。
『このように各要因について、思いつくことを上げて
いきます。
 そうして上げらた要因を分析します。
 手順としては、
 1・テーマを決定する。
  2・テーマの解決に関係のありそうな要素と思われ
るものを列挙する。
  3・洗い出した要素を,同類毎にグルーピングする。
  4・更にグルーピングして,大グループにまとめて
いく。
  5・各要因内の各独立変数もグルーピングし、いく
つかのサブグループに整理しておく。
  6・要因別にコンポーネントの組み合わせを一覧で
きるように整理する。
 といったものです』
「で、今回は、1と2をやったんだね」
『そうですね』
 それじゃアルデベルチ。


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