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小説を書こう!
第155回
 小説の書き方 冒頭の書き方 1

 

 

 

 

 

 

 
★★★★
 ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
《なのだ、なのだのめぐたんなのだ\(⌒▽⌒)/》
「前回はミステリーの冒頭ではまず死体を転がせという
ように衝撃的な場面を冒頭に持ってくるってことだった
よね」
『はい。衝撃的で必然性のある場面の具体的な例を挙げ
てみましょう。
 推理小説なら死体の場面のような事件がすでに起きてい
る場面。
 冒険小説なら主人公が宝物を目の前に、困難な状況に、
果敢に立ち向かう場面。
 歴史小説な舞台となる歴史の象徴的な場面、戦記物
であれば、主人公が戦っている場面。
 純文学なら、小説の核心を。
 といったように、冒頭に印象的な場面をもってくること
が大切です』
《ふに、いきなり暴投するのは、確かに印象的なの
だ(゜∇ ゜)ブヒャヒャヒャヒャ》
 冒頭だよ、めぐたん。
 物事のはじめの部分ってこと。
「えっと、冒頭から興味を持ってもらう為ってことだ
よね」
『はい。その通りです。
 冒頭で、興味を持ってもらえば、この先どうなるのか、
読者は気になり始め、読み進めてもらえるわけです』
「でも、どんなのがいいんだろう?」
『私のお勧めとしては、特にアクションが可能な物語では
冒頭に、派手なアクションを取り入れて読者を盛り上げる
場合が多く、読者の興味を駆り立てる方法として非常に有
効な手段と言えます』
《でもでもミステリーとかおとなしい主人公はそんなこと
できないんじゃないか?( ̄ε ̄;)》
『もちろん、アクションはすべての作品で使えるわけでは
ないので、その場合は意外な出来事が読者に興味を抱かせ
る常套手段となっています』
「意外なことがおこれば、たしかに、なぜ、そうなったかっ
て気になるよね」
 そう、気になるってところが興味を持ってもらえている
ってことだね。ムーシコス君。
『また、テクニックとして、物語の途中ないし結末を冒頭に
持ってくる手法も有効です』
《むむ、順番がおかしくならないか?( ̄□||||!! エッ…?》
『読者は、冒頭から読みますが、作者はどこから書いてもい
いのです。
 どうしてそのような状況に陥ったかは、最初から考えてい
てもいいですし、冒頭を終えてから書いてもかまいません。
 冒頭は重要なだけに、何度でも練り直す気持でいいでしょ
う』
 それじゃ、アルデベルチ。


★★★

 

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