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小説を書こう!
第168回
 小説の書き方 キャラクター創作術 3 

 

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★★★
  ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
《なのだ、なのだのめぐたんなのだ\(⌒▽⌒)/》
「前回はキャラクターを立てることについてだったよね」
『はい。
 作者に描かれていない部分を想像させるということのキッカケがキャラクターが立つと言い得るのでしょう』
《よくわかんないけど、
ようは、目立つってことだなヾ(@>▽<@)ノ》
 ちょっと省略しすぎじゃないかな。
『詳しくは前回お話していますしね。
 さて、キャラクターが立つ状態は、言ってしまえば、そのキャラクターが作品の舞台と調和したり、その他の登場人物や組織、時系列などの中において、明確な立ち位置を与えられたことを意味します。
 その時、読者は、小説を通して、キャラクターとの人間関係が深まったと感じるわけです。
 すると、キャラクターと人物像が明確になります。その結果、自然と小説のストーリーができますし、それは同時に、安易にキャラクターの設定を変更することはできなくなります』
「たしかに、キャラクターに一貫性がなければ、人格崩壊だよね」
『はい。そのとおりです。
 キャラクターに限らず、小説全体の整合性と小説のなかの要素の有機的なつながりが、小説の面白さといえるでしょう』
《ゆーきてきつながり?クラ(((((◎。◎ゞ)))))クラ》
 有機的というのは、緊密な連関をもちながら全体を形作っているさまだね。
『そうですね。
 キャラクターに限らず、小説のさまざまな要素が有機的につなげることが小説を書くことのだいご味と言えるでしょう』
「じゃぁ、これだったらおもしろい、って有機的なつながりのパターンってあるの」
『なくはありませんが、パターンが面白いのではなく、パターンをうまく活用するということです。
 キャラクターでいうのなら、キャラクターを立てるということですね。
 これは、キャラクターのパターンではなく、キャラクターが小説の舞台で活躍し、その活躍が輝いて魅力的になるということです』
 有機的なつながりのパターンじゃなくて、どんな風に有機的につながっているか、ってことだね。
『そうですね。
 小説の物語を通してキャラクターを立て、キャラクターの魅力を伝えることに成功したのであれば、それは上手に有機的につながっていることになるのです』
《じゃー、魅力的なキャラクターさえできればいいってことだな|・ω・。)ノ》
『たしかに魅力的なキャラクターがいることは重要ですが、魅力的なキャラクター一人でキャラクターの魅力を引き立てることはできません。むしろ、他の登場人物の差異があることで、キャラクターが立つのです』
「えっと、キャラクター一人じゃなく、複数のキャラクターの人間関係が有機的につながっていくことが大切ってことかな」
『そうですね。
 複数のキャラクターによるバランスが重要になってくるわけです。ここで、キャラクターをたくさん作っていくというのは、単純に、たくさん作られたキャラクターの中から、魅力的な
キャラクターが選択されると言うよりは、他のキャラクターとの関係によって魅力が引き出されるといってもいいでしょう』
 それは、キャラクターをたくさん作ると言うこと自体は無駄というよりも、むしろ必要なことってことかな。
『必要というか、正しい方法の一つだということですね』
 それじゃ、アルデベルチ。

 

★★★

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