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ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
「前回は、人称と視点についてで、三人称一元視点のは、読者が小説
を読むという立場で語られているから素直に世界にはいりやすいって
ことだけど、今回は人称についてどんなお話なの?」
『今回は、人称を選択する上でメリットとデメリットについてお話
しておきたいと思います』
《メリケン粉がどうしたのだ?Σ(゚◇゚;)!?》
メリットとデメリットだよ、めぐたん。
メリットは利点、デメリットは欠点だね。
『一人称と三人称一元視点では、語り手の心理描写と読み手の主観
とかさなりやすくなります。
「えっと、語り手の地の文章を書く作者も自分の心の声みたくかけ
るってメリットもあるよね」
『はい。
そのとおりです。
作者は、小説の中にさえ入れば、小説も書きやすいし、なにより、
物語をずっと特定の人物の心理と共に追うことになるので、読み手
がその人物に感情移入しやすくなります』
つまり、読みやすいってことだね。シニョール呟き尾形。
《でも、なんで書きやすいのだ?(゜Д゜)・・・・・・??》
『書き手にとって、主観的に書いていけばいいので、日記を書くよ
うな感覚で地の文を書くことができるおかげで、最も筆が進みやす
いということです』
《いいことばっかりじゃないか(☆▽☆) 》
「デメリットはあるの?」
『作品では視点となる登場人物の見たもの聞いたものしか描写をす
ることができなくなります。
つまり、主人公のいない場所でのストーリー展開がかけなくなる
ということです』
《それはなんかダメじゃないか( ̄◆ ̄;)》
「たしかに、知らない場所で起きていることが小説で書けないのは
なんかもどかしいような気がするね」
『はい。
三人称称多元視点は、主人公の知らない出来事、いない場所での
出来事を書くことは、不自然なことではありませんが、一人称や三
人称一元視点では、場面変更時に視点移動をせざるをえません。
一人称のまま視点移動をすると移動先のキャラクターの内面を必
ず書かなければならないため、それまで主人公に感情移入をしてい
た読者さんがほぼ確実に戸惑います』
《そーいえば、一人称や三人称の話ばっかりだけど、二人称の小説
はあんまりみないな(-ω-)》
『二人称とは、あなたということになりますが、書くのも読むのも
難しいとされ、二人称自体が変わり種であることを狙うことになり
ます。
よほどの理由がなければ、挑戦はさけるべきでしょうね』
「三人称多元視点は?」
『それは次回にしましょう』
それじゃ、アルデベルチ。
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第185回へ 人称と視点について 6 人称の選び方 4 第187回へ 三人称多元視点について
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