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小説を書こう!
188号
小説の文章の特徴について 1 小説の文章の形式

 

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 ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
《こんにちわ。ゲストのめぐたんなのだ(v^ー゜)》
「前回は人称についてだったけど、今回は小説の何について
なの?」
『小説は言うまでもなく、文章によって表現されます。
 この時、小説の文章の語り口や文章のリズムなどについてお話し
たいと思います』
《片栗粉がどーしたのだ?(o−Д−)?》
 語り口だよ、めぐたん。
 語るときの口調ということで、全体的な小説の文体ってことかな。
 シニョール呟き尾形。
『そうですね。
 ざっとわけると、文語調と口語調があります。
 文語調は、 文字に書かれた言葉の総称で、書き言葉ともいいま
す。
  実際の会話での言葉で使わないような難しい表現、あるいは、
手紙や公的文書にふさわし文体です。
 それに対して口語体というものがあり、口語体は、話し言葉と
もいわれ、普通の話言葉なのが、口語調といえるでしょう』
 話し言葉が口語体、書き言葉が文語調ってことだね。シニョー
ル呟き尾形。
《別に分ける必要、あるのか?(゚ペ)?》
「文語調、口語調が統一されていないとなんか違和感を感じるん
じゃない」
『そうですね。
 言ってしまえば、話し言葉には、使えないような表現を、文語
というと考えていいでしょう。
 それに加え、口語体にも、常体と敬体とがあります』
《け、ケータイまさか、変形するのか(・_・;) 》
 形態じゃなくて、敬体ね。めぐたん。
 敬体は、文末に丁寧語の”〇〇です”とか”〇〇ます”とか使っ
た口語の文体だよ。ちなみに、 文末に”〇〇だ”とか”〇〇であ
る”とかつかった口語の文体だね。
「でも、あんまり、口語体とか文語体とか聞かないよね」
『現代文では、書き言葉、話し言葉などいう表現が使われること
がおおいでしょうが、あまり多用されませんし、書き言葉といっ
ても、話し言葉に使えないわけでもありません』
《だったら、別に分けなくてもいいんじゃないか?(Θ_Θ;)》
『たしかに、書き言葉、話し言葉はそれぞれの反対語として存在
するだけと言える状況かもしれません。
 ただ、古来、日本は、書く言葉と話す言葉が異なることが通常で
した。現代では、手紙などで、手紙を書く形式がありますがあのよ
うな形で昔は書き言葉と話し言葉は異なっていたということです
ね』
「小説でも形式とかあるの?」
『いえ、形式というか、読みやすくするための一定のルールとい
うか統一しておいた方がよい事柄があるということです。
 先ほどの書き言葉、話し言葉は語り口の特徴として挙げられま
す』
 つまり、説明や描写で書き言葉か話し言葉か統一していた方が
いいってことだね。シニョール呟き尾形
『その通りです。
 また、文章のリズムも意識して書くべきでしょう』
 それじゃ、アルデベルチ。




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