★★★
ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。 「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」 『こんにちわ。呟き尾形です』
《こんにちわ。ゲストのめぐたんなのだ(v^ー゜)》 「前回は人称についてだったけど、今回は小説の何について なの?」
『小説は言うまでもなく、文章によって表現されます。 この時、小説の文章の語り口や文章のリズムなどについてお話し たいと思います』
《片栗粉がどーしたのだ?(o−Д−)?》 語り口だよ、めぐたん。 語るときの口調ということで、全体的な小説の文体ってことかな。
シニョール呟き尾形。 『そうですね。 ざっとわけると、文語調と口語調があります。 文語調は、
文字に書かれた言葉の総称で、書き言葉ともいいま す。 実際の会話での言葉で使わないような難しい表現、あるいは、
手紙や公的文書にふさわし文体です。 それに対して口語体というものがあり、口語体は、話し言葉と
もいわれ、普通の話言葉なのが、口語調といえるでしょう』 話し言葉が口語体、書き言葉が文語調ってことだね。シニョー ル呟き尾形。
《別に分ける必要、あるのか?(゚ペ)?》 「文語調、口語調が統一されていないとなんか違和感を感じるん じゃない」 『そうですね。
言ってしまえば、話し言葉には、使えないような表現を、文語 というと考えていいでしょう。
それに加え、口語体にも、常体と敬体とがあります』 《け、ケータイまさか、変形するのか(・_・;) 》
形態じゃなくて、敬体ね。めぐたん。 敬体は、文末に丁寧語の”〇〇です”とか”〇〇ます”とか使っ た口語の文体だよ。ちなみに、
文末に”〇〇だ”とか”〇〇であ る”とかつかった口語の文体だね。 「でも、あんまり、口語体とか文語体とか聞かないよね」
『現代文では、書き言葉、話し言葉などいう表現が使われること がおおいでしょうが、あまり多用されませんし、書き言葉といっ
ても、話し言葉に使えないわけでもありません』 《だったら、別に分けなくてもいいんじゃないか?(Θ_Θ;)》
『たしかに、書き言葉、話し言葉はそれぞれの反対語として存在 するだけと言える状況かもしれません。
ただ、古来、日本は、書く言葉と話す言葉が異なることが通常で した。現代では、手紙などで、手紙を書く形式がありますがあのよ
うな形で昔は書き言葉と話し言葉は異なっていたということです ね』 「小説でも形式とかあるの?」
『いえ、形式というか、読みやすくするための一定のルールとい うか統一しておいた方がよい事柄があるということです。
先ほどの書き言葉、話し言葉は語り口の特徴として挙げられま す』 つまり、説明や描写で書き言葉か話し言葉か統一していた方が
いいってことだね。シニョール呟き尾形 『その通りです。 また、文章のリズムも意識して書くべきでしょう』
それじゃ、アルデベルチ。
★★★
第187回へ 三人称多元視点について
第189回へ 小説の文章の特徴について 2
第189回へ 進む 小説の文章の特徴について 2
質問、感想などは、小説を書こう! 掲示板などに書き込みしていただければ、モチベーションもあがります(笑)
|