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小説を書こう!
192号 小説の文章の特徴について 5 文章のバランス 2

 

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★★★
  ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
《こんにちわ。ゲストのめぐたんなのだ(v^ー゜)》
「前回は小説の書き出しについてだったよね」
『さて、月を描写するとして、情景描写なら、月の形、
明るさなどが描写されますが、そうした月の客観的な
情報だけが描写というわけではありません。
 心理描写は月を見る登場人物の感想や思い出が描写
されます』
《心理描写?》
 登場人物を通した月の印象、そして、小説の世界で
の月の情報というところかな。めぐたん。
『そうですね。情景描写と心理描写のバランスよく文
章として組み合わせることでわかりやすい文章ができ
あがります。
「手あたり次第、見たこと聞いたことを書けばいいっ
てわけじゃないんだね」
『そうですね。
 手あたり次第情報を選ぶことなく書くことよりも、
なるべく、短い文章で伝えるというのもわかりやすい
文章といえるでしょう。
 とはいいつつも、簡単なことではありません。それ
だけに、常に意識しておく必要はあるわけです』
「えっと、短い文章であっさりと読める文章の流れの中で
読み手に伝えたい情報をいれるってことだね」
《ふに、そーゆーけど、それってむずかしーのだ》
『ええ、ですから、難しいのです。
 ともあれ、コツとしては、書きたいことよりも、伝えた
いことを重視するということです。
 小説を書いていると、だらだらと脈絡のない文章や本来
伝えたいこととはあまり関係のないことを書いてしまいま
す。
 ただ、気を付けるべきは最初から短くく伝わる文章を書
くということは難しいというよりも無理です。
 ですから、完成した文章を書くというよりも、まずは、
書きたいことをどんどん書き、そのあとに読み返し、物語
に不要な文章は排除することです。
 残った文章にさらに伝えたいことに対して必要な情報を
敷き詰めることで洗練された文章は完成します』
「思いつけるときはいいけれど、そもそも、何を書けばい
いかわからないってことない?」
《ああ、それはありそーなのだ》
『文章を書くということを意識せず、必要な情報を箇条書
きにしていって、後で文章としてまとめるという方法が
あります。
 慣れてくるとこれを感覚的にできてしまうものです』
 習うより慣れよ、みたいなかんじだね。シニョール呟き
尾形。
『そうですね。
 また、文章について、説明、情景描写、心理描写と紹介
しましたが、特に意図的な目的がない限りは、偏らない
ようにしなければ、悪文になります』
《アクブン?
 カナブンの仲間か?》
 悪文だよ、めぐたん。
 へたでわかりにくい文章ってことかな。
『そうですね。
 一般的には、文脈が混乱して、まとまりのない文章という
ところです。
 たとえば、 延々と情景描写だけをした小説はわかりや
すいといえるでしょうか?』
「さすがに、小説っていわれてもねぇ」
《確かに、ずーっとえんえん心理描写っていうのも飽きるのだ》
『そうですね。
 説明文だけで物語が進まない、というのも同様でしょう』
《そんな小説読みたくないのだ》
「だよね」
『もちろん、技術としてわざと情景描写しか書かない完全客観
方式にする選択肢もありますが、難易度はかなり高い方法です。
 ともあれ、 同様に、説明、セリフ、描写に偏るということ
は、わかりづらさ、読みづらさが常に付きまとうことを意識す
る必要があります。
「つまり、偏ることはわるいってこと?」
『いえ、説明、セリフ、描写のバランスについては、小説の作
風によって様々です。何らかの意図や作者の技術によってはメ
リットもあるでしょう。ただ、それは作者個人の技術が前提で
すので、誰が書くかが重要な要素です。ここでお話しているの
はあくまで一般論です。
 とはいいつつも、上手な小説は多少の偏りはあっても、読み
やすさを意識しているはずです。そのうえで考えているので、
自然とバランスは決まってくるものです。
 もちろん、書いていれば偏りはあるでしょう。
 先ほど話した通り、最初から完成品を書く必要はありません。
 ある程度書いてから、いったん筆を止め、読み手の立場に
立って読み返すことが必要だということですね』
 それは、次回ということで、それじゃ、アルデベルチ。


★★★

 

 

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