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193号  小説の文章の特徴について 6 辞書の活用

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  ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。
「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」
『こんにちわ。呟き尾形です』
《こんにちわ。ゲストのめぐたんなのだ(v^ー゜)》
「前回は、文章のバランスについてだったけど、やっぱり
むずかしいよね」
『そうですね。
 最初から完璧に書きたいところですが、小説というのは
書いたものを読み返して手直しをする作業が必要になると
思います。
 ところで、小説の文章の表現力を豊かにすることも小説の
面白さに磨きをかけます』
《いきなりじょーずなひょげんはむずかしいぞ(OωO; )》
『はい。
 ですから、辞書や事典の活用をお勧めします』
「案外、知っているようで知らない言葉っていっぱいあるもの
ね」
 それに、間違った使い方をしていないか確認もできるよね。
 シニョール呟き尾形。
『そうですね。
 表現力の豊かな文章というのは、小説の魅力の一つですし、
それだけで味わいがでてくるものです。
 また、同じ言葉を繰り返すよりも、表現を変えることも、
小説を飽きさせないコツの一つです。
 たとえば、小説の台詞を言えば、登場する言葉の代表は、
言った。
 という単語です。
 この単語の言い換え一つとっても、話した、語った、述べた、
しゃべった、口をきいた、口に出した、口走った、吐いた、
抜かした、ほざいた、うそぶいた、陳述した、発言した、
談話した、声明など様々です』
《ほえ〜、案外いっぱいあるのだ(。>△<)》
「言葉の使い分けをすると、意味とか雰囲気とかかわるよね」
 小説の中のシーンにあわせて選択することで文章に深みが
生まれるよね。
「でも、辞書だと意味はかいてあるけど、使い方とかわから
ないんじゃない?」
『そうですね。
 ですから、雑誌・新聞・書籍や周囲の言葉に注意を向けて、
上手い表現を見聞きしたら、それをメモに取ったりすると
いいでしょうね』
《自慢じゃないが、めぐたんはふに、そんなにいっぱい覚え
られないぞ(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル》
『メモを取るのは、言葉の表現方法を覚えるということもあ
りますが、それよりも、文章を読むこと、書くことが小説の
文章力につながります。
 比喩や語彙を増やすのは読み書きの積み重ねです。
 一朝一夕で増やす方法はないのです』
「うまい表現っていうのはどういう表現かなぁ」
『それは人それぞれうまいと感じたときでしょうね。
 表現したかったけれど言語化できなかったが、それをうまく
表現できた文章を読んだとき。
 複雑なことを簡潔に、明瞭に正しく表現された文章を読ん
だとき。
 わかりやすいと感じた文章を読んだとき。
 そう感じたとき、それはうまい表現だということです。
 それを真似してもいいですし、自分なりにアレンジしたり、
小説に合わせた文章表現にすれば徐々に表現の幅は広がりま
す』
「そのまんま真似するのはいいけど、アレンジってのはどう
なんだろ」
 物語の雰囲気に合わせるのもいいね。
『そうですね。
 SF風の世界観なら、客観的な表現で引き起こされた現象
や使用した兵器について科学的な考察を述べていけばいいわ
けです』
《じゃぁ、ラブコメどうなのだ?( ̄、 ̄?)ハテナ?》
『逆に、主人公の主観や思い込み、ときには胸がドキドキと
いったオノマトペをつかうのがいいでしょう』
「最近の異界転生ものなんかで、異世界ファンタジーでも現
代的な思考で説明されるというのも、それはそれでいいんだ
ね」
『そうですね。
 読み手は、読み手の世界から異世界を疑似体験するという
意味では非常に優れた手法だと思いますし、異世界でも、異
世界では常識のことを問いかけたりして、世界になじみやす
いというメリットがあります』
 それは、次回ということで、それじゃ、アルデベルチ。
 



 

 

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