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ボォン ジョルノ、こんにちわ。クニークルスです。 「こんにちわ。みなさん。ムーシコスです」 『こんにちわ。呟き尾形です』
《こんにちわ。ゲストのめぐたんなのだ( ^0^)σ》 「前回は、プロットについてだったよね」 『そうですね』
「えっと、理由や原因と結果がつなげられるのがプロットで、そして、 時間の流れでつなげたのがストーリーだってことだね」 『そうですね。
そのうえで、日本においてのプロットは、ちょっと意味合いが違う 使われ方をしています』 《違うのか?(○Д○≡○Д○) 》
『そうですね。 日本の場合は、前回紹介したプロットとは違うものを指していると いえるでしょう。
たとえば、日本の映像業界では、脚本などを執筆する前に、ストー リーの大まかな構成を理解するために書かれる小説体の文書そのもの
がプロットと呼ばれています』 「そうなんだ、でも、どうしてなんだろ」 『映像業界の場合、脚本家一人で制作されるのではなく、他の多くの
人が映像作成にかかわるからという背景があるでしょう』 《一人で作るんじゃないから、みんなで作るからってこかφ(ΘL_Θ )メモメモ》
『そうですね。 映像作成で、打ち合わせは必要になります。 その時に企画書に添付してプロデューサーに提出される形のプロッ
トが場合が多く、その時のプロットは、製作者が読むことを前提とし たビジネス文書といった方がいいでしょう』
「えっと、日本の場合は、脚本の前段階の文書がプロットってことか な」 あくまで、プロットというのは、そういうビジネス文書のことをさ
していることがあるってことだね。ムーシコス君。 《なんで、そうなったのだ?( ̄。 ̄)ボ〜〜〜〜ッ 》 『主に三つあると言われています。
一つ目は、脚本を作成する前に、プロデューサーが構成の完成度を 確認するた。 二つ目は、プロデューサーが読む時間を節約するため。
そして、三つ目は、心理描写のある小説体の文章のほうが、最小限 の説明しかない客観描写のみの脚本より、製作者にとって理解しやす
いためとされています』 「なるほどね〜。やっぱり、映像作成は複数の人でやるから、共通認 識が必要ってことだね」 『そうですね。
日本の漫画制作でのプロットは、ネームと呼ばれる絵コンテの前段 階のメモ書きを意味することがあります。
日本の漫画のプロットは、あらすじ、もしくはハコ書き、または脚 本そのままの形などで書かれますが、いずれにしても、演出の指定を
含めた簡単な小説体のものが一般的です』 《なにか、目的が違うのか?(・_・?)》
『いいえ、日本の漫画におけるプロットも、やはりストーリーの構成 を事前に把握するために用いられています』
「作品のあらすじと、全体的イメージをつかむのがプロットって感じ だね」 『そうですね。 日本でいうプロット は、
ストーリーがどのようにな背景と設定が あって始まるのかを把握し、そのうえで、どのような展開 があり、
どのように終わるのかを、短編小説として非常に手短に要約した文書 といえるでしょう』
たしか、トリートメントは、ストーリーラインの流れを論理的に書 くものだったよね。シニョール呟き尾形。 『そうですね。
そのため、トリートメントによって、ストーリーの問題点、つまり、 ストーリーに生じる矛盾といったよう問題が明確になります。
一方で、日本の場合のプロットについて、脚本家が満足するまでプ ロットを自由に書き直ししていけるわけです』
《でも、トリートメントとリンスの違いは何なのだ?(◎o◎?)》 リンスじゃなくて、脚本ね。 《言い間違えたのだヾ(@^▽^@)ノテヘ》
『続きは次回ということにしましょう』 それは、それじゃ、アルデベルチ。
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