※このコンテンツは、呟き尾形の今の政治に物申す(blog版)の記事を元にしたコンテンツです。その為、時間的に過去の時事を基準にした記事になります。書き始めたのが2011年1月ですので、民主党政権時です。そこから現在に至るまで交渉は継続されています。その都度交渉が進められています。こちらblogで指摘された問題点は、やはり、実際の交渉でも難航しています、過去の記事を振り返りつつ、読んでいただけると幸いです。
こんにちわ。呟き尾形です。
TPPを議論、検討の題材とするには、ある程度、TPPについて共有できるレベルで共有しなければいけないと思います。
まず、ざっくりとTPPの概略を確認します。
「環太平洋パートナーシップ協定」(TPP協定)とは、環太平洋戦略的経済パートナーシップとも呼ばれ、2006年に始まったそうです。
TPP協定の最大の特徴は、2015年までに、原則として、あらゆる分野の自由化・関税撤廃を実施することです。
ただし、一般的なFTA(自由貿易協定)やEPA(経済連携協定)は、貿易額で1割程度は協定の例外にできるとされています。
また、あらゆる分野というと、現在対象分野とされているのは、下記の通りです。
市場アクセス
工業品
農業
繊維
TBT(貿易の技術的障害)
SPS(衛生植物検疫)
原産地規則
税関協力
投資
サービス
金融
通信
電子商取引
政府調達
競争
知財
労働
環境
キャパシテイビルデイング
救済措置
といったものです。
これらは、各分野でワーキンググループ設置され、具体的に議論されていきますが、
よく、マスメディアでは、農業と工業の利益の対立という単純化をしていますが、実はかなり複雑です。
結構深刻でありながら触れていないのは、SPS(衛生植物検疫)です。これが安易に規制緩和されると、TPP参加国の生態系は破壊される可能性が非常に大きくなるなどです。
もちろん、外国人労働者が日本に来るでしょうから、日本の失業者はそれに押し出される形になり、失業率増加は免れないでしょう。
また、現在、日本はデフレです。
デフレということは、需要に対して供給が多いということですが、これが外国から商品が流入するわけですから、さらに商品が余ることになり、デフレは加速します。
では、TPPにメリットはないのでしょうか?
あるにはあります。
外需拡大です。
しかし、現在の日本にはあまりメリットを生かせない状態になります。
いわゆる円高です。
円高は輸入に有利で、輸出に不利になる状態です。
デフレでさらに輸入され、輸出してもあまり対価が少なくなるのでは、TPPにメリットは弱くなります。
もちろん、TPP自体が悪いわけではありません。
日本がもっと違う状況であれば、むしろ、TPPはデメリットよりもメリットが多くなるでしょう。
しかし、将来の日本像の明確なビジョンは共有されていません。
これが、今の日本の混とんとした将来への不安であり、TPPが生かしきれない理由だともいえるでしょう。
TPPとは何か?
というコンテンツでは、TPPのメリット、デメリット、問題点を中心に記事を書いていこうと思っています。
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タイトル
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更新日 |
1 |
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2014年1月19日
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2 |
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2015年1月11日 |
3
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2015年8月23日 |
4 |
TPP反対を訴えていく方法
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2020年2月10日 |
5
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TPPに参加すると、日本の生態系と自然環境が破壊される
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工事中 |
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工事中 |
質問、感想などは、TPPとは何か?などに書き込みしていただければ、モチベーションもあがります(笑)
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